タグ : 心理学
世界規模のトラウマ 克服への処方箋を探る
COVID-19のパンデミックは,世界中の人々の生活を一変させた。一時は世界人口の1/3が行動制限下に置かれ,人々は今も感染への不安,愛する人の死,失業、社会的つながりの喪失など多岐にわたるストレスに直面している。 … 続きを読む
AIボットへの信頼〜日経サイエンス2020年4月号より
人間は機械をなかなか信用しない 電話によるレストラン予約申し込みを受け付けるAI(人工知能)の合成音声や,消費者の質問にオンラインで応答するチャットボット(自動会話プログラム)など,人間を装うAI製品は着実 … 続きを読む
スマホ利用と心の健康
スマートフォンによるソーシャルメディアの利用が若者を害するという不安が高まっているが,実際にはそれほど心配はない。使用状況を詳しく調べた研究から,若い利用者の大半は心の健康が良好であることがわかった。使いすぎは問題を招く … 続きを読む
睡眠中にひらめき誘導〜日経サイエンス2020年3月号より
問題の記憶を睡眠中に活性化すると解決につながるかも 問題が解けずに行き詰まったら,考えるのをやめるのが一番よい場合がある。といっても,意識的に中断して休むという意味だ。休憩や短時間の昼寝をすると,脳が解決法 … 続きを読む
過剰な心配,過小な心配 リスク判断の心理学
私たちは日常生活で直面しているリスクをどれくらい正確に理解しているのだろうか。 人々に溺死や肺気腫,殺人などによる年間の死者数を見積もってもらった調査によると,私たちは殺人や竜巻などの人目を引く,あるいはよ … 続きを読む
科学的思考を阻むバイアス
科学的思考はしばしば好悪がないまぜになった反応にあう。確かな根拠に基づく研究結果にしかるべく耳を傾けてもらうには,事実を繰り返し示すだけでは不十分だ。人間には合理的な意思決定なしですまそうとする性癖があるので,むしろ逆効 … 続きを読む
カテゴリ 2019年4月号, 編集部のピックアップ, 記事
正直な嘘つき〜日経サイエンス2018年11月号より
トランプ大統領の虚言は見かけの信頼性を高めているらしい トランプ米大統領(Donald Trump)は昨年,自分の就任式に集まった聴衆の数が写真の証拠に反して「過去最多」だったと主張した。彼による数々の大ボ … 続きを読む
Our Stuff, Ourselves / 愛着の心理学
In a colorfully decorated classroom, a five-year-old boy is asked to describe his favorite belonging. He talks effusively about the dinosaur T-shirt his mom forced him to put in the wash that mornin … 続きを読む
カテゴリ 2018年10月号, 英語で読む日経サイエンス
「勝つための議論」の落とし穴
米国では政治的な二極化が進むにつれ,相手を言い負かすことを主眼とした「勝つため」の議論が多くなってきた。特にフェイスブックやツイッターなどオンライン上でそれが顕著だ。こうした議論のスタイルが,議論している問題に対する当事 … 続きを読む
頭でっかちは無用?〜日経サイエンス2018年5月号より
IQがあまりに高い人はよい上司と感じられなくなる 大学生から企業の重役,社長まで,知性ある人はより優れたリーダーとなることを複数の研究が示している。市場の変化や膠着した議論に対処するのに知的能力が必要になる … 続きを読む