タグ : 天文遺産
アインシュタイン塔(下)
武蔵野の面影を今に残す国立天文台の三鷹キャンパスには戦前の東京帝国大学東京天文台時代に建てられ,現在は国の登録有形文化財になっている施設がいくつもある。中でも異彩を放つのが天文ドームを頂いた古びた塔で,「アインシュタイン … 続きを読む
アインシュタイン塔(上)
国立天文台三鷹キャンパスは武蔵野台地の南西縁となる国分寺崖線という約20mの崖を上ったところにある。その崖の近く,武蔵野の雑木林の面影を残す一角に天文ドームを頂いた古い塔がある。「太陽分光写真儀室」が正式名称だが,東京大 … 続きを読む
ゴーチェ子午環(下)
近代天文学の黎明期,天球上の星の位置の精密観測は天文台の重要な業務だった。その観測を担った望遠鏡の1つが国立天文台三鷹キャンパスにある「ゴーチェ子午環」。東京大学東京天文台時代の大正時代末から昭和50年代末まで半世紀以上 … 続きを読む
ゴーチェ子午環(上)
国立天文台三鷹キャンパスの奥まった場所に100年近く前にできたとは思えない斬新なカマボコ形の天文ドームがある。ドームの主の古風な望遠鏡もユニークな姿で,長さ約3mの鏡筒の両側に大きな水車のような構造が見られる。仏ゴーチェ … 続きを読む
20cmトロートン望遠鏡
東京・上野にある国立科学博物館の日本館(旧本館)は昭和初期の重厚な建物だ。西側の正面にある吹き抜けの大ホールから南北に翼を広げる形で展示室が伸びている。南翼1階は天体望遠鏡や顕微鏡,地震計,時計などの技術の歩みを紹介する … 続きを読む
樺太国境を決めたバンベルヒ子午儀
かつて東京大学天文学科の学生は古めかしい子午儀を使った実習に汗を流した。子午儀は,日周運動する恒星が子午線(天頂,天の南極と北極を通る大円)を通過する時刻を測定する子午線観測に特化した望遠鏡だ。国立天文台で天文遺産の保 … 続きを読む
9cmバンベルヒ子午儀
国立天文台がハワイ島マウナケア山頂に建設した口径8mの「すばる望遠鏡」は平成11年(1999年)の稼働以来,天文学の発展に大きく貢献,現在も最先端の観測を行っている。膨大な量の観測データは新発見が眠る“宝の山”で,その … 続きを読む
レプソルド子午儀と子午儀室(下)
国立天文台の前身である東京大学東京天文台は明治時代,都心の麻布飯倉にあった。現在,時刻の標準は原子が吸収する光の振動を利用する原子時計が担っているが,当時は恒星の日周運動を基準とする恒星時が用いられ,機械式時計の時刻を … 続きを読む
20cm屈折望遠鏡と第一赤道儀室
国立天文台の三鷹キャンパスは年末年始を除く毎日,一般公開されているが,狙い目はよく晴れた週末。かつて天文台で毎日のように行われていた太陽観測を彷彿とさせる光景を目にすることができる。100年近く前からある大きな望遠鏡を … 続きを読む
65cm屈折望遠鏡と大赤道儀室(下)
国立天文台の三鷹キャンパスのシンボルである口径65cm屈折望遠鏡は昭和4年(1929年)秋に完成した。東京帝国大学の東京天文台(国立天文台の前身)が独カール・ツァイス社に発注,大赤道儀室という天文ドームに設置された(右 … 続きを読む
65cm屈折望遠鏡と大赤道儀室(上)
国立天文台の三鷹キャンパスには大正から昭和の初め頃にかけて,東京帝国大学東京天文台の時代に建設された観測施設がいくつも残っている。中でもシンボル的な存在が昭和4年(1929年)に完成した大赤道儀室と呼ばれる大きな天文ド … 続きを読む