タグ : 天文遺産
日ソ共同の衛星追跡で活躍 AFUカメラ
国立天文台三鷹キャンパス,退役したカマボコ形の天文ドームを転用した天文機器資料館には明治時代まで遡る歴史的な望遠鏡や観測装置がところ狭しと並べられている(現在はコロナ下で閉館中)。その中で異彩を放っているのが,大きなU … 続きを読む
スプートニクとエクスプローラーを追跡したベーカー=ナン カメラ
東西冷戦中の1957年10月,ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」を打ち上げた。米国はソ連に先駆けて打ち上げ計画を公表し,「ベーカー=ナン カメラ」という新型望遠鏡を日本など世界12カ所に設置して衛星を追跡する準 … 続きを読む
五島プラネタリウム カール・ツァイスⅣ型投影機(下)
「天文学の啓蒙にとどまらず,天文学を志す若き者を育て,その裾野を大きく広げた」「全国のプラネタリウム館の指導的立場で活動し,日本のプラネタリウム界に多大な影響を与えた」日本天文学会と日本プラネタリウム協会は2000年秋 … 続きを読む
五島プラネタリウム カール・ツァイスⅣ型投影機(上)
かつて東京の渋谷駅前に日本を代表するプラネタリウムがあった。五島プラネタリウムだ。今はなき東急文化会館の屋上にあった銀色に輝くプラネタリウムドームはハチ公の銅像と並ぶ渋谷のシンボルだった。開館は史上初の人工衛星「スプー … 続きを読む
臨時緯度観測所本館と眼視天頂儀(下)
岩手県奥州市水沢にはZホール(文化会館)とZアリーナ(総合体育館)という愛称の公共施設がある。コミュニティバスの愛称はZバス,青少年が対象の宇宙少年団の支部名は水沢Z分団だ。Zを校章にあしらった小学校と工業高校もある。Z … 続きを読む
臨時緯度観測所本館と眼視天頂儀(上)
岩手県の北上盆地にある奥州市水沢は明治時代から天文台の街として知られる。近代日本が威信をかけて取り組んだ初の国際的な天文観測事業が行われた地だ。北緯39度8分の線上に並ぶ形でユーラシア大陸と北米大陸に6つの天文台を建設, … 続きを読む
名大空電研1.5m太陽電波望遠鏡
東京大学東京天文台は明治から昭和にかけて日本の天文学をリード,現在の国立天文台の母体となっている。ただ第二次世界大戦直後に始まった電波天文学,特に太陽の電波天文学にはもう1つ源流がある。今はなき名古屋大学空電研究所,略称 … 続きを読む
三鷹国際報時所の門柱
国立天文台の三鷹キャンパスは面積が約26万m2と東京ドーム6個弱ほどの広さがある。前身となる東京大学東京天文台の敷地を受け継いでいるが,終戦直後まで,敷地の半分近くは「三鷹国際報時所」という別組織が使っていた。世界各地 … 続きを読む