タグ : 古生物学
史上最大の飛ぶ鳥 ペラゴルニス
世界最大の鳥は? 現生の鳥でいうと,飛べないものではダチョウの仲間が最も大きく,飛ぶ鳥ではアホウドリの仲間(翼長3mを超える)が最大であるとされる。だが,かつてはアホウドリをはるかに上回るスーパーバードが空を舞っていた。 … 続きを読む
王者の系譜 ティラノサウルスの実像
ティラノサウルス・レックス(T. レックス)は1世紀以上前に化石が発掘されて以来,恐竜界の王者だ。その半面,この巨大肉食獣のグループがいつ,どのような種から進化したのかは謎のままだった。それが近年,新たに発見された化石に … 続きを読む
そしてペンギンだけが残った〜日経サイエンス2014年8月号より
数千万年前に誕生した泳ぐ鳥類は,海生哺乳類との競争に敗れ姿を消した ペンギンモドキ類のホッカイドウオオウミウ 新村龍也&足寄動物化石博物館 翼を海で泳ぐことに使う奇妙な鳥がいる。そう,おなじみのペンギンだ。 … 続きを読む
カテゴリ 2014年8月号, SCOPE & ADVANCE
初期人類が滅ぼした肉食獣
数百万年前,アフリカには現在よりもはるかに多様な大型肉食動物が生息していた。剣歯虎(サーベルタイガー)やハイエナの祖先,巨大なクマイヌ(クマでもイヌでもない肉食動物),数種のイヌ,大型のジャコウネコなど多くの種が存在し … 続きを読む
大物は急がない~日経サイエンス2014年3月号より
巨大恐竜は体が壊れないよう一歩ずつゆっくりと歩いていたようだ 南米の恐竜アルゼンチノサウルス・フインクレンシス(Argentinosaurus huinculensis)は動き回るのが難儀だ … 続きを読む
カテゴリ 2014年3月号, SCOPE & ADVANCE
マンモスの血液チェック〜日経サイエンス2013年10月号より
液体の血液がなぜ残っていられたのか? 最近,ロシアの研究チームが驚きの発見を発表した。1万年前のマンモスの死骸に−17℃でも凍らない血液が残っていたという。シベリアンタイムズ紙は,研究を率いた北東連邦大学 … 続きを読む
カテゴリ 2013年10月号, SCOPE & ADVANCE
古生代末に何が起きたか
古生代末の大絶滅では海の動物種の9割が死に絶えるなど,地球の歴史上最大級の規模だった。恐竜が死に絶えた中生代末の大絶滅は巨大隕石の落下が原因とみられるが,古生代末の大絶滅についてはよくわかっていない。そうした中,統合版 … 続きを読む
New Life for Ancient DNA / 眠りから覚める古代DNA
For more than 150 years scientists have primarily relied on fossilized bones and teeth to reconstruct creatures from deep time. Skeletons divulge the sizes and shapes of long-ago animals; muscle marki … 続きを読む
カテゴリ 2013年4月号, 英語で読む日経サイエンス
The Strangest Bird / ペンギンの数奇な歩み
November in Antarctica, and the ice is on the wane. Soon the emperors will go fishing. They’ll spend the austral summer gliding through the frigid Southern Ocean, diving to depths of more than 1,500 … 続きを読む
カテゴリ 2013年3月号, 英語で読む日経サイエンス
ペンギンの数奇な歩み
ペンギンは冷たい南極海を自由自在に泳ぎ回り,水深約500mまで潜って魚やイカ,オキアミを探す。空を飛ぶ唯一の機会は,水中から飛び上がって氷の上に戻る一瞬だけだ。いったいどのような進化の道筋をたどって,こんな奇妙な鳥が登場 … 続きを読む
竜脚類 1億5000万年の栄華
かつて恐竜界の2大スターといえばティラノサウルスとブロントサウルスだった(トリケラトプスを推す人もいるかもしれないが)。ブロントサウルスは今ではアパトサウルスと呼ばれ,竜脚類というグループの典型的な姿をしている。巨大 … 続きを読む