タグ : 医学

人を襲うカビ 真菌感染症 COVID-19で高まるリスク

米疾病対策センター(CDC)の部門長で真菌類を専門とするチラー(Tom Chiller)は,パンデミックが始まった当初からCOVID-19の患者が真菌感染症を併発する可能性を危惧していた。中国人科学者によって国際的な学術 … 続きを読む

カテゴリ 2021年9月号, 最新号の紹介, 記事

失った手を取り戻す 移植手術でわかった神経の可塑性

 世界には手の移植を受けた人が100人近くいる。感染などで再び切除せざるを得ないこともあるが,中には20年以上使い続けている人も。手を失うと,脳の運動野や感覚野の一部が変化して健常なときのようには機能しなくなるが,新たな … 続きを読む

カテゴリ 2021年9月号, 最新号の紹介, 記事

骨オルガノイドが登場〜日経サイエンス2021年8月号より

実際の骨形成を反映した初のモデル    医学研究において,実験室で育てたオルガノイド(臓器の構造と機能を模した小さな細胞組織)の有用性はますます高まっている。脳や肺などの臓器については何年も前からそうした小型モ … 続きを読む

カテゴリ 2021年8月号, SCOPE & ADVANCE

拒絶反応を血液検査で検知〜日経サイエンス2021年7月号より

心臓移植患者の血中に放出されたドナー由来のDNAを追跡する  心臓移植は手術を受けるだけでも大変だが,数カ月後に免疫系が移植臓器を攻撃し始める場合があり,そうなると致命的だ。医師は拒絶反応の兆候である炎症をチェックするた … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, SCOPE & ADVANCE

妊娠中の運動が子の肥満を防ぐ〜日経サイエンス2021年7月号より

運動がお腹の子どもに与える影響の 分子メカニズムが見えてきた  肥満や糖尿病の女性から生まれた子は将来,母と同じ悩みを抱える可能性が高いことが,多くの疫学調査から示されている。肥満や糖尿病の改善には運動が効果的だが,妊娠 … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, SCOPE & ADVANCE

ウイルスの“化石”ががんを抑える

人類はその進化の歴史の中で,何度もウイルスの攻撃を受けてきた。我々のDNAには,太古の昔に霊長類の祖先に感染した,ある種のウイルスの遺伝子配列の痕跡が刻まれており,これを「内在性レトロウイルス」(ERV)と呼ぶ。今はもう … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

あなたの中にいる380兆個のウイルス

2020年,世界の何百万もの人々が他人と距離を置いて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)との接触を避けるために生活様式を根本的に変えた。しかしソーシャルディスタンスをとっていても,SARS-CoV-2以外のウイルス … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

脳と心のはざまの病気 機能性神経症状症

かつて「ヒステリー」や「転換性障害」などと呼ばれた疾患は原因がはっきりしない謎の病気とされた。近年は精神科と脳神経内科の間に位置する複雑な疾患として「機能性神経症状症」の名称でとらえ直されている。過去10年ほどで脳画像に … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 記事

次に控える新設計ワクチン

パンデミック収束に向け,COVID-19ワクチンの接種が始まった。ただ,第一陣のワクチンには有効性や大量生産,広域展開の点で課題がある。ワクチン学のここ15年間の目覚ましい進展を背景に,240近くの新しいCOVID-19 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 最新号の紹介, 記事

徹底解説:COVID-19ワクチン接種

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が日本でも始まった。接種されるのは今までと異なる仕組みで効果を発揮する「最新モデル」のワクチンで,実は30年にわたる長い研究開発の結果生まれたものだ。効果や安全 … 続きを読む

カテゴリ 2021年5月号, 記事

クジラががんにならないわけ 細胞の裏切りを検知する メカニズム

 多細胞生物は細胞が協力し合うことで生きている。しかしがん細胞はその規律を破って自分勝手にふるまい,個体を死に追いやる。クジラやゾウなどの巨大動物は体を構成する細胞が多い分,がん化する細胞も多くなりそうだが,実際にはめっ … 続きを読む

カテゴリ 2021年4月号, 記事

皮膚に描き込むセンサー〜日経サイエンス2021年1月号より

安価なウエアラブル健康モニターをペンとインクで皮膚にお絵描き   数枚の型紙と3本のペンというと,子供のお絵描き用具に思える。だが,最近の研究者はそうした道具を使って,人間の皮膚に実用的な健康センサーを直接描き … 続きを読む

カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE

感染症との終わりなき戦い コレラから新型コロナまで

20世紀,感染症の予防と治療は劇的に進歩した。米国人の平均余命は47歳から76歳へと飛躍的に延び,天然痘は撲滅され,ポリオは激減した。専門家は,感染症との戦いは将来「退屈なものになる」と予測した。 だが予測は外れた。19 … 続きを読む

カテゴリ 2021年1月号, 編集部のピックアップ, 記事

毒ヘビに咬まれたときの錠剤〜日経サイエンス2020年10月号より

既存の重金属中毒治療薬が解毒剤治療までのつなぎになる   重金属中毒の治療薬が,毒ヘビに咬まれた際に生き延びる公算も高めてくれるようだ。5月のScience Translational Medicine誌に掲載 … 続きを読む

カテゴリ 2020年10月号, SCOPE & ADVANCE

遺伝性プリオン病  発症前治療への挑戦

プリオン病は,脳に存在するPrPと呼ばれる正常なタンパク質が折り畳み異常を起こしてプリオンになり,そのプリオンが周囲のPrPを同様に変形させることで起こる致死性の神経変性疾患だ。汚染された肉などを介した感染による獲得性プ … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, 記事