タグ : 化学

周期律のほころび

 お手持ちの周期表が最新版なら,1番の水素から118番のウンウンオクチウム(仮名)まで,7つの行すべてが埋まっているはずだ。加速器を用いた実験によって,超重元素と呼ばれる原子番号の大きな元素の合成・確認が進んだおかげだ。 … 続きを読む

カテゴリ 2013年10月号, 記事

右手型アミノ酸

 タンパク質を構成しているアミノ酸は20種ほどあり,ほとんどには光学異性体(鏡像異性体)が存在する。生物が作り出しているのはそのうち「左手型」で,例外は細菌が作っているアミノ酸くらい──というのが長年の“常識”だったが, … 続きを読む

カテゴリ 2013年9月号, 記事

おいしいトマトの秘密〜日経サイエンス2012年10月号より

風味の決め手となる香り成分が特定された。高収量でも味のよい品種を開発できそうだ   Some rights reserved by NwongPR  スーパーで売っている一般的なトマトは赤く熟し,しっかりした手 … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, SCOPE & ADVANCE

有機化学に「鉄の時代」 貴金属凌ぐ触媒を目指す:中村正治

貴金属が不可欠とされていたクロスカップリング反応を 鉄というありふれた金属で実現した 資源問題を背景に触媒のスタンダード技術を目指す  20世紀最大の発明の1つとされる「ハーバー・ボッシュ法」がドイツの大手化学会社BAS … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

化学で迫る10の謎

 化学というと白衣姿で試験管を振ったり,亀の甲がたくさんつながったような化学構造式を思い浮かべるかもしれない。しかし,改めて考えてみると,生物は化学物質の集まりだし,脳はいわば化学物質で情報をやり取りする天然のコンピュー … 続きを読む

カテゴリ 2012年1月号, 記事

飯島澄男:次代の産業の米,ナノチューブ

 「これはなんだ!?」 1991年,茨城県つくば市にあるNECの基礎研究所。アーク放電を起こした黒鉛(グラファイト)の電極を電子顕微鏡で観察していた飯島澄男主席研究員(当時)は,見たこともない形の結晶を目にして思わずこん … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事

ブレークスルーの実現者 Part 2(物理学・化学編)

 日本は物理学,特に素粒子物理学の理論研究は伝統的に強い。現在の素粒子物理の理論的枠組みは「標準モデル」と呼ばれ,日本人のノーベル物理学賞受賞者7人のうち5人(湯川秀樹,朝永振一郎,南部陽一郎,小林誠,益川敏英)は,この … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事

右手と左手の違いを制御し 新しいプラスチックを作る:野崎京子

絡み合い,折れ曲がり,時に結晶化する巨大分子の立体構造を 精密に制御することで,物質の実力を明らかにする その先にあるのは,厄介者のCO2を新たな資源にする夢だ    「CO2 を原料に汎用樹脂」「温暖化対策に … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

爆発しない肥料 〜日経サイエンス2009年3月号より

 金欠テロリストにとっては,肥料が目のつけどころだ。肥料に含まれる硝酸アンモニウムは各種の爆薬の化学的原料にもなる。これに対し,サーモスタットのメーカーとして知られるハネウエル・インターナショナルは爆薬にならない肥料の特 … 続きを読む

カテゴリ 2009年3月号, SCOPE & ADVANCE

低圧で作れる超硬材料〜日経サイエンス2007年10月号より

 ダイヤモンドは最も硬い物質であり,岩石など他の頑丈な物体を切断するのに理想的だ。だが高価なうえ,鋼鉄など鉄を含む金属を加工すると,反応によって軟らかな鉄炭化物が生じて劣化する。鋼鉄の切断には立方晶窒化ホウ素が最適。ダイ … 続きを読む

カテゴリ 2007年11月号, SCOPE & ADVANCE

プラスチックも石油離れ?〜日経サイエンス2006年11月号より

原油価格が高騰するなか,プラスチックの原料となる石油化学物質の価格も急騰している。そこで,石油に代わるプラスチック原料の製法を改善する研究が進んできた。植物が含むフルクトース(果糖)を5-ヒドロキシメチルフルフラール(H … 続きを読む

カテゴリ 2006年11月号, SCOPE & ADVANCE

科学で味わうコーヒーの魅力

 日々の生活の中で,1杯の上質なコーヒーほど私たちの五感を直接に楽しませてくれるものはそう多くはないだろう。    新鮮な焙煎豆から淹れたばかりの熱いコーヒー。そこから立ち上る誘惑の香りには,どんな朝寝坊だって … 続きを読む

カテゴリ 2002年9月号, 記事

なぜものは壊れるか

 ある狙った特性を材料に持たせられるのは,ある特定の元素だけなことは長年の経験からわかっている。しかし,具体的にどの元素を添加すればよいかは,経験からは出てこない。その答えを出すには,固体内部における化学結合が,実際にど … 続きを読む

カテゴリ 2000年2月号, 記事

プラスチックを変えるメタロセン触媒

 プラスチック産業は今,1つの触媒によって大きく変わろうとしている。この触媒が作り出すプラスチックは,これまでと同じ原料を使っているにもかかわらず,より透明で衝撃力に強く,放射線を受けても分解されにくい。この触媒を使うと … 続きを読む

カテゴリ 1997年8月号, 記事