タグ : 動物行動学

動物の体内コンパス

 地球は巨大な棒磁石のようになっていて北極にS極,南極にN極がある。だからコンパスが使えるわけだが,コンパスのN極が示す方向「磁北極」は自転軸の北極と少しずれている。放牧されている牛の群れを詳しく調べていたドイツの研究者 … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 記事

鳥の鳴き声,スマホで確認〜日経サイエンス2012年3月号より

野外観察に便利なアプリが登場しそう    鳥のさえずり(専門的には「発声」という)は熱心なバードウォッチャーが目視とともに野鳥の種類を識別する手がかりだ。だが鳥のさえずりを書き記すにはどうしたらいいだろう? 楽 … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, SCOPE & ADVANCE

Ants and the Art of War  / アリ軍団の見事な戦法

The raging combatants form a blur on all sides. the scale of the violence is almost incomprehensible, the battle stretching beyond my field of view. Tens of thousands sweep ahead with a suicidal singl … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 英語で読む日経サイエンス

アリ軍団の見事な戦法

 アリは数百万匹も集まって1つの社会を形成し,複雑な活動を営んでいる。輸送や公衆衛生,作物栽培など様々な活動の中でおそらく最も興味深いのは戦争をすること。集団どうしが壊滅の危険を顧みず,激戦を展開する。アリの取る戦略が人 … 続きを読む

カテゴリ 2012年3月号, 記事

ミツバチの言語

この記事では,ミツバチが仲間たちに情報を伝える方法に関してフォン・フリッシュ(Karl von Frisch)が行った驚くべき実験について述べよう。   彼は初期の実験で,ミツバチが何らかのコミュニケーション手 … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事

飼いネコがうろつく場所〜日経サイエンス2011年10月号より

行動を追跡,野良ネコとの違いも明らかに by Tomi Tapio  野外好きのネコを飼った経験がある人なら,ネコが数時間,ときには数日間も姿を消すことをご存じだろう。姿を見せない間,ネコはどこに行っているのだろうか。こ … 続きを読む

カテゴリ 2011年10月号, SCOPE & ADVANCE

ヒゲミズヘビの必殺技

 ヒゲミズヘビは東南アジアの淡水にすむヘビで,鼻の両側に一組の触手のような突起が伸びているのでこの名がある。水中で身体をJ字形に曲げてじっと待ち伏せし,油断して近づいてきた魚を電光石火の早業でのみ込んでしまう。“ヒゲ”は … 続きを読む

カテゴリ 2011年7月号, 記事

ジェーン・グドール チンパンジーと歩んで50年

 ジェーン・グドールがタンザニアのゴンベで野生チンパンジーの観察を始めてから50年がたった。それまでヒトだけが行うとされていた道具の使用や動物の個体間にも“個性”があるといった,当時の常識を覆すような研究を数多く発表して … 続きを読む

カテゴリ 2011年3月号, 記事

空飛ぶイカ〜日経サイエンス2010年12月号

新たな写真がイカ飛行の証拠    フロリダ州にあるバリー大学で教鞭をとる海洋生物学者のマシア(Silvia Maciá)は2001年夏にジャマイカの北海岸沖を航行していた際に,海面から何かが飛び出してくるのに気 … 続きを読む

カテゴリ 2010年12月号, SCOPE & ADVANCE

猿の計画〜日経サイエンス2009年7月号より

 スウェーデンのフルヴィック動物園にサンティーノという名前の“石投げチンパンジー”がいる。サンティーノ君はこのほど,ヒト以外の霊長類が将来計画を立てられることを証明してみせた。 過去数年間,サンティーノ君は毎日午前11時 … 続きを読む

カテゴリ 2009年7月号, SCOPE & ADVANCE

アリの自己犠牲行為〜日経サイエンス2009年2月号より

 ブラジルにいるForelius pusillusというアリは毎夜,無私無欲の行動を示す。日暮れ時になると,アリたちは巣を守るために巣穴の入り口を砂で覆ってふさぐが,この際に最大で8匹の働きアリが外に残ってこの仕事を完遂 … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, SCOPE & ADVANCE

カラスはなぜ賢いのか

 ワタリガラス(体長60cm以上あり,カラス科で最大。日本では北海道のみに飛来)にまつわる逸話はたくさんある。多くは彼らがいかに賢いかを示すものだが,そうした話だけでは彼らの恐るべき利口さの証拠にはならない。例えば,彼ら … 続きを読む

カテゴリ 2007年7月号, 記事

オランウータンの道具の文化が示す知能の進化

 インドネシア・スマトラ島のスワクバリンビン(以下スワク)という地域で,道具を用いるオランウータンの個体群が発見された。動物園などの飼育環境では,オランウータンが巧みに道具を使う姿はめずらしくないが,野生のオランウータン … 続きを読む

カテゴリ 2006年7月号, 記事

動物たちの行動経済学

 人間がビジネスを行う方法を人類の進化の遺産としてとらえる行動経済学という分野が注目されている。旧来の経済学が,人間は利己主義によって利益の増大を目指すものと考え,市場の力関係を軸に経済活動における意思決定を論じるのに対 … 続きを読む

カテゴリ 2005年7月号, 記事

ホシバナモグラの驚異の鼻

 ホシバナモグラ(Condylura cristata)の体重はわずか50g,マウスのほぼ2倍しかない。米国北東部やカナダ東部の湿地の浅いところにトンネルを掘って住み,地下と水中の両方で餌をとる。モグラの仲間(哺乳類食虫 … 続きを読む

カテゴリ 2002年10月号, 記事