タグ : 動物行動学

オオカミからイヌへ

イヌの祖先はオオカミであり,人間がこれを飼い慣らしたことで従順かつ頼りになる「人類最良の友」になったとされている。しかし,危険なオオカミを誰がいつどこで家畜化したのか,はっきりとはわかっていない。有力視されてきた説は,北 … 続きを読む

カテゴリ 2015年11月号, 記事

イルカを悩ます騒音公害〜日経サイエンス2015年10月号より

大声を出すのに余計なエネルギーが必要に     キューキュー,キキィ,キューーーッ! ハンドウイルカが近くの仲間に呼びかけるが,その鳴き声が届かない。水中で音をたてる船が多すぎるからだ。人間が生み出した騒音に打 … 続きを読む

カテゴリ 2015年10月号, SCOPE & ADVANCE

動物のソーシャルネット

人間と同様,多くの動物種が複雑な社会的ネットワークを形作って暮らしており,そのネットワークが個体や群れの行動に影響を与えている。チンパンジーなど霊長類の例が有名だが,近年は人間の社会的ネットワークを研究するために開発され … 続きを読む

カテゴリ 2015年9月号, 記事

小さなトイレ〜日経サイエンス2015年7月号より

巣の内部にトイレを作るアリがいる   フンコロガシを別として,ほとんどの動物は糞を避けるのに最善の努力を傾ける。人間はふつう,排泄物を流すための専用の部屋を作る。糞を嫌うこの傾向は正当な理由があって進化した。排 … 続きを読む

カテゴリ 2015年7月号, SCOPE & ADVANCE

ハチの略奪戦争〜日経サイエンス2015年4月号より

 命がけの戦いの理由は?    グドール(Jane Goodall)は40年前,チンパンジーが戦争をすることを発見した。彼女はそれまで,チンパンジーは「人間よりも良心的」だと考えていた。だが動物の戦争というショ … 続きを読む

カテゴリ 2015年4月号, SCOPE & ADVANCE

巣作りの進化学

 鳥や哺乳動物,魚,社会性昆虫など多くの動物が複雑で多様な巣を作る。こうした構造を作るための行動は長い歴史のなかで進化してきたものだろう。だが,動物の巣作りに関する遺伝子が明らかになり始めたのは比較的近年になってからだ。 … 続きを読む

カテゴリ 2015年3月号, 記事

赤ん坊の泣き声〜日経サイエンス2015年2月号より

哺乳動物の子が助けを求める泣き声は驚くほどよく似ている   鋭い泣き声が響き渡ると,心配した母鹿がすぐに音の発生源に駆け寄ってわが子を探した。だが,その音は子鹿の声ではない。スピーカーから出たオットセイの子の泣 … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, SCOPE & ADVANCE

ニワトリはケッコー賢い

 道具を作るカラスや数を数えるインコなど驚くほど“賢い鳥”がいる一方で,ニワトリは物覚えの悪さの代名詞となっている。だが,本当に? 近年の研究で,この鳥がこれまで考えられてきたよりもずっと賢いことがわかった。ニワトリは他 … 続きを読む

カテゴリ 2014年9月号, 記事

Good with Faces / 昆虫の顔認識

The wasps and bees buzzing around your garden might seem like simple-minded creatures. They build nests, forage for nectar, raise their young and then die, their lives typically playing out over the c … 続きを読む

カテゴリ 2014年3月号, 英語で読む日経サイエンス

昆虫の顔認識

 顔を見分けて個体を識別できるのは大きな脳を持つ動物に限られると考えられてきた。ところが近年,小さな脳しかない昆虫にも顔を認識できるものがあることがわかった。ある種のスズメバチやミツバチだ。アシナガバチというスズメバチの … 続きを読む

カテゴリ 2014年3月号, 記事

死を悼む動物たち

 動物は仲間の死を悲しむのだろうか? 野生のヒヒやチンパンジーの母親は我が子の遺骸を数カ月にわたって抱えて持ち歩くことがある。表面的には死を深く悲しんでいるように見えるものの,ほかには動揺や苦悩を思わせる特徴を何も示さな … 続きを読む

カテゴリ 2013年10月号, 記事

吸い殻を活用する鳥〜日経サイエンス2013年5月号より

巣に持ち込んでヒナ鳥を守っている    鳥のヒナをタバコの吸い殻だらけの巣で育てるなど恐ろしいアイデアに思えるが,ある最近の研究によると,吸い殻から取り出した樹脂製フィルターを巣に織り込むと一部の鳥にはメリット … 続きを読む

カテゴリ 2013年5月号, SCOPE & ADVANCE

笑うネズミ

 ミッキーマウスはよく笑うが,実際のネズミは笑うことがあるのだろうか? ここ10年の動物行動学的研究で明らかになったのは,ネズミは笑う,特に若いネズミがよく笑うことだ。ディズニーのアニメーションと違って実際のネズミの笑い … 続きを読む

カテゴリ 2013年1月号, 記事

ヤドカリの経済社会学

 1986年6月のある日の早朝,著者はロングアイランドの潮だまりで大発見をした。巻貝の殻を水中に落とすと,数分後にヤドカリがさっと近づき,古い隠れ家から出て,その貝殻の中に身体を押し込んだ。その数分後,別のヤドカリが最初 … 続きを読む

カテゴリ 2012年11月号, 記事

The Compass Within  / 動物の体内コンパス

For what must have felt like an interminable six months back in 2007, Sabine Begall spent her evenings at her computer, staring at photographs of grazing cattle. She would download a satellite image o … 続きを読む

カテゴリ 2012年5月号, 英語で読む日経サイエンス