タグ : 分子生物学
希少疾患に光明 アンチセンス核酸医薬
アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)は化学的に改変したDNAやRNAの短い鎖で,特定のRNAに由来して生じるタンパク質を変えるように設計されている。数十年の苦闘の末,この技術がついに本領を発揮し始めた。脊髄性筋萎縮症 … 続きを読む
じつは単細胞 海ぶどうの謎〜日経サイエンス2019年6月号より
沖縄科学技術大学院大学,全ゲノム解読で体形成メカニズムの一端を解明 プチプチの食感と適度な塩味がくせになる海ぶどう。細長い茎の先に無数の丸い粒が並ぶ姿は特徴的だ。しかしこの海ぶどう,アメーバやミドリムシと同 … 続きを読む
RNAの意外な働き〜日経サイエンス2013年2月号より
DNAからタンパク質への中間生成物ではなく,自ら遺伝子発現を制御している ヒトのDNAを構成する約30億対の塩基のうち,タンパク質を作る遺伝子を構成しているものは,わずか1.2%だ。残りの部分は,これまで … 続きを読む
アルツハイマー病を防ぐプリオン〜日経サイエンス2007年11月号より
異常型プリオンタンパク質はBSE(牛海綿状脳症)や類似の脳の病気の原因だが,正常なプリオンの役割はよくわかっていない。ヒトの場合,正常なプリオンタンパク質がアルツハイマー病から私たちを守ってくれている可能性がある。 … 続きを読む
丈夫なイネになる秘訣〜日経サイエンス2006年6月号より
ケイ素を吸収する仕組みを解明 イネが土壌中のケイ素を吸収するときに働くタンパク質と,それをコードする遺伝子Lsi1を岡山大学資源生物科学研究所の馬建鋒(ま・けんぼう)教授らのチームが突き止めた。ケイ素は植 … 続きを読む
核外での遺伝子編集〜日経サイエンス2006年3月号より
遺伝子の情報が,細胞核とは別の場所で編集されている例が見つかった。 DNAに書き込まれている命令はRNAに転写され,細胞の他の部分へ送られる。遺伝情報が適切につなぎ合わされて,タンパク質生成の指令となっ … 続きを読む