タグ : 分子生物学

必須遺伝子の機能を特定 創薬を加速する新手法

「核心になかなか迫れない」。国立遺伝学研究所教授の鐘巻将人は悩んでいた。当時,大阪大学の助教だった鐘巻は,細胞がDNAを複製する仕組みを研究していた。だが,重要なタンパク質ほど解析が難しいというジレンマを抱えていたのだ。 … 続きを読む

カテゴリ 2022年9月号, 最新号の紹介, 記事

病原タンパク質を狙って分解

「病気の原因がわかっても治療薬がない。こうした患者を1人でも多く救うための技術になる」。東京大学特任教授の内藤幹彦はこう力を込める。内藤は細胞に備わった「清掃工場」を使って病原タンパク質を一掃する薬の開発を目指す。理論上 … 続きを読む

カテゴリ 2022年9月号, 最新号の紹介, 記事

特集:細胞の清掃工場を薬に

創薬に革新が起きつつある。細胞内で不要になったタンパク質を除去する「清掃工場」を使い,病気の原因を取り除く新薬の登場が近づいている。このタンパク質分解誘導薬は,細胞内のあらゆるタンパク質を狙えるため,これまで薬ができない … 続きを読む

カテゴリ 2022年9月号, 最新号の紹介, 記事

痛みが美味しさに変わるメカニズム

2021年10月。この年のノーベル生理学・医学賞の受賞者のもとに,色とりどりのタバスコソースのセットが届けられた。ファミリーレストランで見かけるような,卓上サイズのビンが化粧箱に並んで入っている。お祝いの品ならもっと豪華 … 続きを読む

カテゴリ 2022年5月号, 編集部のピックアップ, 記事

温度受容体と触覚受容体の発見

 2021年のノーベル生理学・医学賞は,温度受容体および触覚受容体を発見した功績で,米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のジュリアス(David Julius)と,米スクリプス研究所のパタプティアン(Ardem Pat … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

希少疾患に光明 アンチセンス核酸医薬

アンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)は化学的に改変したDNAやRNAの短い鎖で,特定のRNAに由来して生じるタンパク質を変えるように設計されている。数十年の苦闘の末,この技術がついに本領を発揮し始めた。脊髄性筋萎縮症 … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, 記事

特集:核酸医薬

遺伝子変異のために適切なタンパク質を作れないことで生じる致死的な疾患がある。脊髄性筋萎縮症や筋ジストロフィーなどの難病だ。そうした変異遺伝子の発現過程を阻害して治療する人工のDNAやRNAがアンチセンス核酸医薬。長年の研 … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, 記事

じつは単細胞 海ぶどうの謎〜日経サイエンス2019年6月号より

沖縄科学技術大学院大学,全ゲノム解読で体形成メカニズムの一端を解明   プチプチの食感と適度な塩味がくせになる海ぶどう。細長い茎の先に無数の丸い粒が並ぶ姿は特徴的だ。しかしこの海ぶどう,アメーバやミドリムシと同 … 続きを読む

カテゴリ 2019年6月号, SCOPE & ADVANCE

RNAの意外な働き〜日経サイエンス2013年2月号より

DNAからタンパク質への中間生成物ではなく,自ら遺伝子発現を制御している    ヒトのDNAを構成する約30億対の塩基のうち,タンパク質を作る遺伝子を構成しているものは,わずか1.2%だ。残りの部分は,これまで … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, SCOPE & ADVANCE

アルツハイマー病を防ぐプリオン〜日経サイエンス2007年11月号より

  異常型プリオンタンパク質はBSE(牛海綿状脳症)や類似の脳の病気の原因だが,正常なプリオンの役割はよくわかっていない。ヒトの場合,正常なプリオンタンパク質がアルツハイマー病から私たちを守ってくれている可能性がある。 … 続きを読む

カテゴリ 2007年11月号, SCOPE & ADVANCE

丈夫なイネになる秘訣〜日経サイエンス2006年6月号より

ケイ素を吸収する仕組みを解明    イネが土壌中のケイ素を吸収するときに働くタンパク質と,それをコードする遺伝子Lsi1を岡山大学資源生物科学研究所の馬建鋒(ま・けんぼう)教授らのチームが突き止めた。ケイ素は植 … 続きを読む

カテゴリ 2006年4月号, SCOPE & ADVANCE

核外での遺伝子編集〜日経サイエンス2006年3月号より

   遺伝子の情報が,細胞核とは別の場所で編集されている例が見つかった。  DNAに書き込まれている命令はRNAに転写され,細胞の他の部分へ送られる。遺伝情報が適切につなぎ合わされて,タンパク質生成の指令となっ … 続きを読む

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