タグ : 免疫学

どこまで進んだ? コロナ後遺症の実態解明 原因と治療のヒント

2022年9月の時点で日本国内の累積感染者数は2000万人を超えた。もちろんほとんどの人は回復済みだが,この感染症が厄介なのは回復後に一部の人で後遺症が残る点だ。 新型コロナの後遺症はもはや誰にとっても他人事ではない。一 … 続きを読む

カテゴリ 2022年11月号, 記事

Long COVIDの霧を晴らす 岩崎明子エール大学教授に聞く

新型コロナウイルス感染症の後遺症は,200を超す症状が報告されている。様々な症状があることが病気の理解を阻んでしまい,その原因は当初,完全に霧の中にあった。しかし今,その霧が少しずつ晴れようとしている。 症状が様々に異な … 続きを読む

カテゴリ 2022年11月号, 記事

Vaccinated but Vulnerable / ワクチンが効かない人たち 免疫弱者をコロナから守る

George Franklin III is one of the longest-surviving kidney transplant recipients in the U.S. Now 67, he received his lifesaving surgery 46 years ago, which has enabled him to lead a healthy and active … 続きを読む

カテゴリ 2022年4月号, 英語で読む日経サイエンス

ワクチンが効かない人たち 免疫弱者をコロナから守る

 メリーランド州西部に住む67歳のフランクリン(George Frankline III)は,腎臓移植を受けて最も長く生き続けている米国人のひとりだ。彼が移植手術で命を救われたのは46年前のこと。おかげで健康で活動的な生 … 続きを読む

カテゴリ 2022年4月号, 記事

特別解説:ブタの心臓 異種移植成功

2022年1月10日,米メリーランド大学が遺伝子改変ブタの心臓を末期心臓疾患の患者さんに移植することに成功したと発表しました。種を超えた臓器の移植は「異種移植」と呼ばれ,異種移植が実際の治療に用いられたこの衝撃的なニュー … 続きを読む

カテゴリ 2022年4月号, 記事

多様な変異ウイルスに効く抗体

新型コロナウイルス感染症は,流行当初に比べて患者の治療に使用できる薬の種類が増えてきた。国内でも,ウイルスに直接くっついて活動を封じる中和抗体薬が今夏より本格的に使用され始めている。効果の高い中和抗体薬が実現した背景には … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

The Immune Havoc of COVID-19 / 免疫系の異様な暴走 肺や血管で何が起きているか

We may well remember the 21st century in two halves: The time before SARS-CoV-2 and the time after. Despite decades of warnings about the potential for a deadly global pandemic, public health systems … 続きを読む

カテゴリ 2021年3月号, 英語で読む日経サイエンス

特別解説:新型コロナウイルス 免疫系の戦い

 人体の中で,免疫系は新型コロナウイルスとどう戦っているのか。ウイルスとの戦いの最前線を伝える,多くの研究報告が蓄積しつつある。免疫系はどうやら,多種多様な免疫細胞を連携させてウイルスへの総力戦を仕掛けているようだ。一方 … 続きを読む

カテゴリ 2020年10月号, 記事

自然免疫を刺激? 疫学データが示す可能性

ワクチンはそれぞれ特定の病気を標的にしているが,ある一連の研究によると,一部のワクチンはずっと広範な防御能力をもたらしているようだ。特に生ワクチンは子供の総死亡率を50%引き下げる可能性があるという。この研究はアフリカの … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

特集:ワクチンの予想外の功罪

18世紀末以来,感染症を予防するワクチンは多くの命を救ってきた。確立した医療技術と考えられがちだが,従来の“常識”に反する効果が報告され,議論を呼んでいる。1つは生ワクチンが様々な感染症に対する広範な防御能力をもたらして … 続きを読む

カテゴリ 2019年9月号, 記事

Cancer Killers / CAR-T細胞でがんを攻撃

Tumor immunologists have known for decades that the immune system can be an important ally in the fight against cancer. Most early attempts to recruit its potential proved disappointing, however. It t … 続きを読む

カテゴリ 2017年11月号, 英語で読む日経サイエンス

インフルエンザの不思議 抗原原罪

多くの感染症は一度かかると終生にわたる免疫ができ,再び罹患することはない。だがインフルエンザは別だ。ウイルスが年々少しずつ変異し,免疫系の防御から逃れる。そして奇妙なことに,インフルエンザウイルスに対する免疫は年少の子供 … 続きを読む

カテゴリ 2015年3月号, 記事

ノーベル賞受賞者が書いた人体の働き

今年もノーベル賞の発表が近づいてきた。栄冠を射止めるのは誰か,日本人の受賞はあるのか,あれこれ予想するのも悪くはないが,ここは少し落ち着いて賞に残る現代科学の軌跡を振り返ってみよう。SCIENTIFIC AMERICAN … 続きを読む

カテゴリ 2014年11月号, 記事

ブレークスルーの実現者 Part 1(生理学・医学編)

 日本は免疫学の層が厚い。生理学・医学賞を受賞した利根川進をはじめ,アレルギーの原因となる免疫グロブリンEを発見した石坂公成,インターロイキン6を見いだした岸本忠三と平野俊夫,インターフェロンβとインターロイキン2の遺伝 … 続きを読む

カテゴリ 2011年11月号, 記事