タグ : 健康

運動で病気が防げるわけ

 定期的な運動は心臓病や脳卒中,糖尿病の発症やそれらによる死亡リスクを下げるだけでなく,気分を上向かせ,骨を作り,筋肉を強化し,肺活量を上げ,転倒と骨折のリスクを減らし,太りすぎを抑えてくれる。これらはよく知られた効果の … 続きを読む

カテゴリ 2014年7月号, 記事

腸内細菌の素早い反応〜日経サイエンス2014年5月号より

食事内容によって数日で変化する    You are what you eat(あなたはあなたが食べたもので作られている=健康は食にあり)というが,体内に生息する細菌にも同じことがいえる。食べ物が違うと腸内細菌 … 続きを読む

カテゴリ 2014年5月号, SCOPE & ADVANCE

BMIよりも優れた指標は?~日経サイエンス2014年1月号より

限界は明白ながら,そこそこ有用だ    たった1つの数値から,健康状態がどれだけわかるのだろうか? ここ数年,肥満度を示すBMI(体格指数)を健康状態の予測変数として用いることの限界を指摘する研究が増えてきた。 … 続きを読む

カテゴリ 2014年1月号, SCOPE & ADVANCE

睡眠を世界規模で調査~日経サイエンス2013年11月号より

眠りのパターンを実時間追跡する計画    前夜によく眠れないと気分が悪く,目は腫れぼったく,あくびが何度も出るのはご存じの通りだ。また,慢性的に睡眠不足の人は心臓病や肥満,早死のリスクが高まる。だが,睡眠のパタ … 続きを読む

カテゴリ 2013年11月号, SCOPE & ADVANCE

オリーブオイルに認知症予防効果?〜日経サイエンス2013年8月号より

オレオカンタールという成分の作用が注目されている    地中海式食事法はかねて,アルツハイマー病のリスク低下など健康によい効果があるとされてきた。ニューヨークに住む高齢者1880人を対象に行われた最近の調査結果 … 続きを読む

カテゴリ 2013年8月号, SCOPE & ADVANCE

食べ物が出す指令〜日経サイエンス2013年7月号より

細胞に直接働きかけて行動を変えている    食べ物をホルモンのカクテルだと考えるとあまり食欲をそそらないだろうが,健康への影響を説明するのには役立つかもしれない。オレゴン州立大学の生化学者ジャンプ(Donald … 続きを読む

カテゴリ 2013年7月号, SCOPE & ADVANCE

「先生,私ダイエットあきらめます(^_^)」〜日経サイエンス2013年6月号より

携帯電話利用の健康管理に改善の余地    携帯メールや動画,スマホアプリなどを使った健康管理が関心と資金を引き寄せている。しかし,「モバイルヘルス」と呼ばれるこの分野はまだ日が浅く,玉石混交の結果が出ていること … 続きを読む

カテゴリ 2013年6月号, SCOPE & ADVANCE

マリファナはきっぱり有害〜日経サイエンス2013年5月号より

米国の若者に危険な誤解が広がっている   by Dank Depot   米国では10代の喫煙率は過去最低になっているが,マリファナを吸う者は増えており,それが有害だと思う若者もこれまでになく減っている。米国立 … 続きを読む

カテゴリ 2013年5月号, SCOPE & ADVANCE

寄生虫の卵は優れた腹薬〜日経サイエンス2013年4月号より

腸炎を静める効果が確認された    腸のトラブルは人間に限らない。飼育下のアカゲザルは人間の自己免疫疾患である潰瘍性大腸炎に似た慢性下痢を起こすことがよくある。最近,これらのアカゲザルがサルとヒトの両方における … 続きを読む

カテゴリ 2013年4月号, SCOPE & ADVANCE

腸内細菌との早食い競争〜日経サイエンス2013年2月号より

ある種の細菌は高カロリー食だと増える    人間の腸は完全に自分だけのものではない。腸のなかでは,人間の細胞が何兆個もの細菌と闘っている。食物の消化をめぐる闘いだ。食物からエネルギーを取り出すのを手伝ってくれる … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, SCOPE & ADVANCE

Quiet Little Traitors / 老化細胞 静かなる反逆者

In 1999 Jan M. van Deursen and his colleagues at the Mayo Clinic in Rochester, Minn., wanted to see whether mangled chromosomes cause cancer. So they engineered mice deficient in a protein that helps … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, 英語で読む日経サイエンス

老化細胞 静かなる反逆者

 老化は細胞レベルでも起きる。細胞が分裂能力を永久に失う現象だ。この細胞老化は生命体の老化と違って,メリットがあり,損傷を受けた細胞が制御不能な増殖を始めてがん化するのを防いでいると考えられていた。ところが近年,老化した … 続きを読む

カテゴリ 2013年2月号, 記事

お熱すぎるのがお好き〜日経サイエンス2012年9月号より

不倫セックスは突然死のリスクを高める    医師は昔から知っていたことだが,大半の男性にとってセックスは安全なもので,寿命を延ばすことさえある。だが最近,少なくとも不倫の場合には事情が異なることを示す証拠が増え … 続きを読む

カテゴリ 2012年9月号, SCOPE & ADVANCE

まだある肥満の危険

 体重過多がすぎると心臓病や脳卒中,糖尿病のリスクが高まるというのはいまや常識になったし,肥満(標準体重を20%以上超えている状態。日本肥満学会の基準ではBMIが25以上)が増えていることも周知の事実だ。ある推計によると … 続きを読む

カテゴリ 2012年4月号, 記事

肥満社会の処方箋

 かつて赤痢やコレラは人々の命を奪い社会に損害を与える流行病として恐れられた。現在の先進国では別の病が蔓延している。肥満だ。米国では成人の1/3が肥満,さらに1/3が太り気味だ。肥満になると生産性が下がり,健康を損ねて医 … 続きを読む

カテゴリ 2011年5月号, 記事