タグ : 健康
運動不足と性格の変化〜日経サイエンス2018年8月号より
不活発な暮らしを続けると協調性が乏しくなるようだ 運動不足はかねて不健康と関係づけられてきたが,性格にも影響する可能性をうかがわせる証拠が増えている。以前の調査研究で,運動不足の人は4〜10年後に誠実性など … 続きを読む
カテゴリ 2018年8月号, SCOPE & ADVANCE
スマホは若者の心に有害か
いまどきの10代はスマホを片時も手放さない。日に何度もチェックし,人と話している最中さえも気にしている。すっかり生活の一部となったスマホだが,若者たちの精神面や社会性に悪影響を与えているとの見方は根強い。若者を不安にし … 続きを読む
カロリー神話の落とし穴
摂取したよりも多くのカロリーを燃やせば体重を減らせるのだが,懸命に運動しても期待したほどの減量効果は得られない。なぜだろう? その理由がわかってきた。食べる量だけでなく,タンパク質や食物繊維など食物の組成が実際の摂取カロ … 続きを読む
傷ついたハートの修復〜日経サイエンス2017年10月号より
幹細胞を注入する臨床試験が進行中 心臓発作から数日後,生還した患者とその家族はとりあえずの危機が去ってほっと一息つくことができる。だが,その後の長期にわたる治癒過程で生じる瘢痕組織が恒久的なダメージをもたら … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, SCOPE & ADVANCE
チップ上に月経周期を再現〜日経サイエンス2017年8月号より
女性の生殖器系の機能を模したオンチップ臓器が作られた 女性の生殖器系を調整している精妙なホルモンシグナル伝達を普通のシャーレ上に再現することはできず,女性の健康と生理学の研究は長らく遅れてきた。この問題を解 … 続きを読む
カテゴリ 2017年8月号, SCOPE & ADVANCE
この水は危険か? 米国のパーフルオロ化合物汚染
飲料水にパーフルオロ化合物(PFC類)が見つかる米国の自治体が増えている。PFC類は炭化水素の大半の水素原子をフッ素原子で置き換えた人工の化合物で,多くの消費財の製造に使われてきたが,動物実験で健康への影響が示唆されたこ … 続きを読む
医療用アイソトープが足りない テクネチウム危機
テクネチウムという物質をご存じだろうか? テクネチウムは原子番号43の元素で天然にはほとんど存在しない。しかしテクネチウム99mという放射性同位体は医療画像の撮影に不可欠で,心臓や血管の障害,骨腫瘍などの診断検査に使われ … 続きを読む
うつ病治療に運動を取り入れる
運動が軽・中度のうつ病治療に有効であることを示す証拠が蓄積している。運動はストレスに対する生化学的な回復力を強め,新たな脳細胞の成長を促し,自己肯定を高める。精神疾患の背景にある遺伝的リスクを相殺する可能性さえある。逆も … 続きを読む
血液がん治療に新手法の可能性〜日経サイエンス2017年3月号より
アミノ酸「バリン」が造血幹細胞に及ぼす影響に着目 白血病など「血液のがん」を治療するのに,特別の食事制限が利用される日がくるかもしれない。「バリン」という必須アミノ酸が造血幹細胞の生成に重要な役割を果たして … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
枯葉剤エージェントオレンジの霧
ベトナム戦争の際に米軍が散布した枯葉剤「エージェントオレンジ」は猛毒のダイオキシンを含んでいたため,先天性奇形など悲惨な障害を引き起こした。その影響は現在に及んでいる可能性がある。ベトナムの医師たちによると,曝露した人の … 続きを読む
The Right Pill for You / ぴったりの薬を選ぶ ゲノム薬理検査
Korei Parker is a boisterous seven-year-old with an infectious smile who improvises her own songs and loves to share them out loud. On an April day two years ago in Memphis, Tenn., where she lives, Ko … 続きを読む
カテゴリ 2017年1月号, 英語で読む日経サイエンス
120歳時代 健康寿命を延ばす道
これまでで最も長生きした人は,とあるフランスの女性で,1997年に122歳で亡くなった。現在最高齢の男性はイスラエルに住む112歳。こうした百寿者は普通の人よりも老化が実際に遅いようだ。極端なカロリー制限が細胞の寿命に影 … 続きを読む
ぴったりの薬を選ぶゲノム薬理検査
医薬品のなかには,患者の体質によって深刻な副作用を生じるものがある。当人の遺伝子が影響するためで,多くの患者が潜在的な危険にさらされている。これに対し,遺伝子が医薬品の作用にどう影響するかを研究する「ゲノム薬理学」の進展 … 続きを読む
乳房にマイクロバイオーム〜日経サイエンス2016年12月号より
乳がんリスクを左右している可能性も 人体のマイクロバイオーム(人体で繁殖している細菌群)に関する研究が爆発的に増えているが,その主役は腸内細菌叢だ。だがApplied and Environmental M … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
自閉症者の優れた聴覚〜日経サイエンス2016年11月号より
音声が伝える感情を鋭くとらえている 「顔は心の指標」といわれるが,自閉症者は顔の表情から喜びや悲しみなどの感情を読み取れない場合がしばしばだ。多くの研究者はこれを,自閉症者に社会的情報の処理に関する重大な欠陥がある証拠 … 続きを読む
カテゴリ 2016年11月号, SCOPE & ADVANCE