タグ : ワクチン
図説 感染・増殖・防御の仕組み
新型コロナウイルスSARS-CoV-2がどのようにヒトの細胞に潜入し,自らの複製を作って他の多くの細胞に侵入し感染を広げていくのか,現時点でわかっている事柄を詳しく図解する。免疫系がウイルス一般を無力化する通常の仕組みと … 続きを読む
ワクチン迅速開発へ新手法 ウイルスの核酸を合成
COVID-19パンデミックを完全に終息させることがもしできるとしたら,その唯一の手段は有効なワクチンの開発だろう。4月前半までに,19カ国のおよそ80の企業と研究所が,ワクチンの開発を開始した。その大半が,インフルエン … 続きを読む
デング熱ワクチンの混迷 抗体依存性感染増強
毎年3億9000万人以上がデングウイルスに感染している。デングウイルスに初めて感染した人は大半が感染に気づかないが,再感染した場合には命を落とすことがある。デングウイルスへの再感染がなぜ初感染よりもはるかに致死的なものに … 続きを読む
自然免疫を刺激? 疫学データが示す可能性
ワクチンはそれぞれ特定の病気を標的にしているが,ある一連の研究によると,一部のワクチンはずっと広範な防御能力をもたらしているようだ。特に生ワクチンは子供の総死亡率を50%引き下げる可能性があるという。この研究はアフリカの … 続きを読む
特集:ワクチンの予想外の功罪
18世紀末以来,感染症を予防するワクチンは多くの命を救ってきた。確立した医療技術と考えられがちだが,従来の“常識”に反する効果が報告され,議論を呼んでいる。1つは生ワクチンが様々な感染症に対する広範な防御能力をもたらして … 続きを読む
ついに見えたHIV予防ワクチン
HIVの感染を防ぐワクチンはいまだにできていない。ワクチンとして使うのに適したウイルスのエンベロープ(外被)タンパク質が,どう合成してもすぐに分解してしまうのが一因だ。そうしたバラバラのタンパク質では,免疫系を刺激して抗 … 続きを読む
冷戦下に生まれた生ワクチン
冷戦時代,米ソ両超大国の人々は互いよりも恐ろしい,身近なところに潜む敵,ポリオがもたらす死の恐怖のなかで暮らしていた。当時のニュース映画は四肢がゆがんだ子供たちや,棺桶のような「鉄の肺」(呼吸補助装置)のなかに力なく横 … 続きを読む
根絶計画 詰めの一手
足などが麻痺し,主に子供がかかる「小児麻痺(ポリオ)」はウイルス感染で起きる。1988年,ポリオ根絶に向けて世界的規模でのワクチン接種が始まって以来,自然発症数は減り続け,2011年には約650件にまで下がった。だが完 … 続きを読む
禁煙ワクチンへの期待〜日経サイエンス2011年11月号より
臨床試験が進行,実用化へ どの喫煙者もいうように,禁煙は比較的簡単だ。難しいのはいかに逆戻りを防ぐか。やめてから数週間後,あるいは数カ月たっても,一服吸いたい衝動に駆られる。禁煙パッチや禁煙ガムなど,最初 … 続きを読む
最短距離でワクチンへ
ワクチン実用化には長い年月と莫大な研究費が必要だ。数千人が加わる臨床試験で思わしくない結果が出て,開発が断念される場合もあり,そうなると患者にも製薬企業にも大きな失望を与えることになる。そんな危うい開発物語が過去のもの … 続きを読む
豚はインフルエンザ工場
豚はインフルエンザウイルス遺伝子のるつぼだ。2009年の新型インフルエンザ・パンデミックをもたらしたウイルスがどこから来たのかは明らかでないが,豚,鳥,人間のインフルエンザウイルスの遺伝子が混ぜ合わさって生じたのは間違 … 続きを読む