タグ : ニュートリノ振動

動き出すニュートリノ望遠鏡

 小柴昌俊・東京大学特別栄誉教授のおかげで,ニュートリノは私たち日本人にとって“身近な”素粒子となった。彼は大規模な超新星爆発に伴って放出されたニュートリノを世界で初めて検出し,2002年ノーベル物理学賞を受賞した。その … 続きを読む

カテゴリ 2010年8月号, 記事

宇宙の真理を求めて

 奥飛騨山中の地下1000mにある東京大学宇宙線研究所の素粒子ニュートリノの観測施設スーパーカミオカンデ。10年前,質量ゼロだと思われていたニュートリノが質量を持つことを発見,素粒子理論の枠組みである標準モデルに見直しを … 続きを読む

カテゴリ 2008年7月号, 記事

崖っぷちからの再生

 2001年11月12日午前11時,岐阜県北部で小地震が起きた。震源は飛騨市神岡町茂住の地下1000m。そこには東京大学宇宙線研究所の戸塚洋二教授(当時)らが心血を注いで建設した世界最大のニュートリノ観測施設スーパーカミ … 続きを読む

カテゴリ 2008年6月号, 記事

日本の進む道

 筑波山を間近に望む高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)は世界の素粒子研究者の間でKEK(ケック)と呼ばれている。欧州合同原子核研究機構(CERN)や米国立フェルミ加速器研究所と並ぶ素粒子物理学研究の世界の中心地 … 続きを読む

カテゴリ 2008年5月号, 記事

素粒子論の標準モデルを超えて

Please tell me how ν‘s get MASS.    素粒子理論の標準モデルの柱となる電弱統一理論の研究でノーベル物理学賞を受賞したS. グラショウ博士は2003年5月,飛騨山中の … 続きを読む

カテゴリ 2008年5月号, 記事

ついに解けた太陽ニュートリノの謎

 太陽の内部では核融合によって大量のニュートリノが作られる。しかし地球で観測される数は理論に基づいて予測した量より大幅に少ない。研究者を30年以上も悩ませてきた「太陽ニュートリノ問題」に,ついに決着がついた。カナダのサド … 続きを読む

カテゴリ 2003年7月号, 記事