タグ : ニュートリノ
精密実験で正体を探る
ニュートリノは電子型,ミュー型,タウ型の3種類が知られるが,「ステライル型」と呼ばれる第4の種類の存在が一部の実験で示唆されている。ただ,確証を得るには至っていないため,日本と米国で決定打となる新たな3つの実験の準備が進 … 続きを読む
動き出した米国の探索実験
ニュートリノと呼ばれる素粒子には電子型とミュー型,タウ型の3つの種類(フレーバー)があることが知られている。しかし1990年代以降,いくつかの実験で,第4のニュートリノ「ステライル型」の兆候が見つかっている。既知の3種類 … 続きを読む
特集:暗黒物質の有力候補 ステライル ニュートリノを追う
ニュートリノには電子型とミュー型,タウ型の3つの種類(フレーバー)があることが知られている。しかし1990年代半ば以降,一部の実験で,第4のニュートリノ「ステライル型」の存在を示唆する結果が報告されてきた。既知の3種類 … 続きを読む
梶田隆章が語る宇宙・素粒子研究の未来
2015年にノーベル賞を受賞した梶田隆章博士は,ニュートリノに質量があるために生じる「ニュートリノ振動」の発見で知られるが,現在は東京大学宇宙線研究所長としてニュートリノはもちろん,重力波や宇宙線,暗黒物質などの様々な … 続きを読む
アイスキューブ 南極でニュートリノを捉える
アイスキューブは南極点の氷床深部に建設されたニュートリノ観測施設だ。ニュートリノは物質粒子とほとんど相互作用しないので,通常は氷床中を素通りするが,氷を構成する原子核と,ごくまれに反応して発光現象が起きる。アイスキュー … 続きを読む
ニュートリノ望遠鏡が待つ次の超新星爆発
見慣れぬ星が夜空に出現することがある。その正体は星の大爆発(超新星爆発)で,まばゆい光に先駆けて膨大な量のニュートリノを放出する。ニュートリノは物質とほとんど相互作用しない幽霊のような粒子で検出は非常に難しい。ところが … 続きを読む
CPの破れとマヨラナ
ヒッグス粒子の発見によって,素粒子物理学の標準モデルが存在を予想するすべての素粒子がそろった。ただその中で,まだ素性よくわかっていないものがある。どんな物体でも素通りする幽霊のようなニュートリノだ。ニュートリノは質量が … 続きを読む
ニュートリノで探る物質の起源
ニュートリノは非常に風変わりな素粒子だ。私たちがよく知る電子やクォークなどに基づいて描き出された素粒子の一般的イメージを片端から壊しているように思える。ニュートリノは飛行中にその種類が変わり,軽くてすばしこく,検出する … 続きを読む
特集:ニュートリノ物理学
万物に質量を与えるヒッグス粒子が2012年に発見され,その質量もわかった。これによって素粒子物理学の基本的枠組み「標準モデル」において,存在が予測された素粒子が全部そろった。しかしその中には,いまだに素性がよくわかって … 続きを読む
超光速ニュートリノが疑わしいわけ〜日経サイエンス2012年1月号より
多くの物理学者が懐疑的にみている 素粒子ニュートリノがアインシュタインの特殊相対性理論に反して超光速で移動している可能性があるとの結果が,去る9月に発表された。OPERAと呼ぶ国際共同実験チームが,スイス … 続きを読む
カテゴリ 2012年1月号, SCOPE & ADVANCE
超光速ニュートリノ?〜日経サイエンス2011年12月号より
特殊相対性理論を覆す実験データが発表されたが,真偽は明らかになっていない 素粒子ニュートリノが超光速で飛行するとの実験データを,日本を含む国際研究グループが発表した。「光より速いものはない」とするアインシ … 続きを読む
カテゴリ 2011年12月号, SCOPE & ADVANCE
幽霊粒子が大量に〜日経サイエンス2011年3月号より
新種のニュートリノが暗黒物質の正体か ニュートリノは最もとらえにくい粒子で,人体も地球も特別に設計した検出器さえも,すべてを通り抜けてしまう。だが,「ステライルニュートリノ」という未確認の同類と比べれば, … 続きを読む
カテゴリ 2011年3月号, SCOPE & ADVANCE
日本を横断するニュートリノ
見えない,聞こえない,感じられない。でも宇宙から大量に降りそそいでおり,私たちの身体を通り抜けている。ニュートリノはそんな不思議な粒子だ。 このニュートリノを茨城県の東海村で作り,日本の地中を横断させて,岐阜県の神岡町 … 続きを読む