タグ : エネルギー
CO₂回収 夢と現実
石炭火力発電所から出るCO2を回収して地中に貯留するプロジェクトが地球温暖化対策の主役として各国で期待されている。石炭火力発電への依存度が高い米国では,低品質の褐炭をガス化し,タービンで燃やして発電しつつ,発生したCO2 … 続きを読む
特集:ノーベル賞 次のフロンティアは?
ノーベル賞の季節がやってきた。本誌はこの時期をとらえ,世界で注目されている研究フロンティアを紹介する特集を編んだ。第1部では世界的な業績を上げてノーベル賞を受賞した4人の研究者が,今どんなことに関心を持っているのか,どん … 続きを読む
Outshining Silicon / 日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
Sitting in a dimly lit bar in Japan, then graduate student Michael Lee was scribbling on a beer coaster as night fell, jotting down a list of chemical ingredients before he forgot them. Earlier that d … 続きを読む
カテゴリ 2015年10月号, 英語で読む日経サイエンス
日本発の期待の新人 ペロブスカイト太陽電池
シリコン製が支配する太陽電池の市場で,「ペロブスカイト」と呼ばれる結晶材料でできた新型の太陽電池が注目されている。日本の大学で生まれた成果で,世界中の研究者が実用化を目指し開発競争に参入している。光電変換効率の記録は上 … 続きを読む
ソーラー・ウォーズ 太陽光発電 変わる構図
屋根の上に並べたソーラーパネルで発電し,家の中で使う電気をまかなう。余った分は送電網に送り込むことで,電力会社に「売る」。税金の優遇にも後押しされ,ハワイやアリゾナといった年間を通じて晴れた日が多い地域では急速に普及し … 続きを読む
不都合な氷 メタンハイドレート
メタンが氷に封じ込められた形で海底に存在するメタンハイドレート。その資源量は膨大で,石炭・石油・天然ガスなど既知の化石燃料の総埋蔵量を上回るという推定もある。日本は世界に先駆けてメタンハイドレートの海底からの試掘に成功し … 続きを読む
自然エネルギー 主役までの長い道
薪から石炭へ,さらには石油へという過去の主力エネルギーの移行にはいずれも50~60年という長い年月を要した。現在は石油から天然ガスへの移行期にあたっているが,この移行ペースも似たようなものだ。こうした経緯を冷静に分析す … 続きを読む
一石二鳥 メタンを掘ってCO₂を埋める
火力発電所などから出る二酸化炭素(CO₂)を地下に貯蔵するには莫大な費用がかかる。そこで著者らが提案するのが,メタンを含む高温塩水を地中から汲みあげ,熱とメタンを取り出し,CO₂ を溶かし込んで地下に戻す手法だ。エネルギ … 続きを読む
危うさはらむロシアの原発ビジネス
ロシアが原子力発電所の輸出国として台頭している。目を引くのは原発の豊富な「品ぞろえ」で,通常の加圧水型軽水炉のほかに,安価なミニ原子炉,プルトニウムを生み出す増殖炉,海上に浮かべられる原子炉などユニークなモデルを開発し … 続きを読む
風をとらえる凧型風車
海辺でウインドサーフィンすると,スピードが時速90kmに達することもある。この海風の力を発電に使う試みが進んでいる。ここに示した滞空型風車「ウイング7」が代表格だ。軽量の自律型装置で,地上または海に浮かべたプラットホー … 続きを読む
原発から自然エネルギーへ カギ握る電力貯蔵
地球温暖化に加え福島第1原子力発電所事故を受けて太陽光や風力を利用した発電に力が注がれている。発電効率の向上はもちろんだが,普及には電力を様々な形で貯蔵する技術の開発も不可欠。火力や原子力と違って,発電量が大きく変動す … 続きを読む
地下水汚染に揺れる天然ガス開発
米国で急速に広がる新式の天然ガス採掘法「フラッキング」が,至る所で摩擦を引き起こしている。採掘坑に化学物質を混ぜた水を注入する方法で,坑井から洩れた化学物質が地下水に入り込み,飲料水を汚染しているとの疑惑が強まったため … 続きを読む