タグ : エネルギー

Fusion’s False Promise / 核融合への誤った期待

In December 2022 scientists at the U.S. National Ignition Facility (NIF) announced a breakthrough in the decades-long effort to create an energy source based on the same nuclear fusion reactions that … 続きを読む

カテゴリ 2023年8月号, 英語で読む日経サイエンス

核融合への誤った期待

米国立点火施設(NIF)の科学者たちは昨年12月,太陽で起こっているのと同様の核融合反応に基づくエネルギー源を作り出すという数十年来の取り組みでブレークスルーを達成したと発表した。「信じ難い技術的驚異」と自賛し,新聞各紙 … 続きを読む

カテゴリ 2023年8月号, 記事

日本の実験装置 JT-60SA 稼働へ

核融合の実現を目指した巨大実験装置の準備が,日本と欧州で佳境に入っている。茨城県那珂市の量子科学技術研究開発機構(QST)に日欧共同で建設した核融合実験装置「JT-60SA」は,5月末に試験運転を開始した。超電導コイルが … 続きを読む

カテゴリ 2023年8月号, 記事

「地上の太陽」はいつ昇る? 小さな一歩と大きな課題

昨年12月,核融合に取り組んでいる物理学者たちがブレークスルー達成を宣言した。カリフォルニア州にある米国立点火施設(NIF)のチームが,制御核融合において反応を起こすために投入された以上のエネルギーを取り出したと発表した … 続きを読む

カテゴリ 2023年8月号, 記事

ウキクサから燃料油〜日経サイエンス2023年5月号より

このありふれた水草はグリーンエネルギー源になりうる  自然環境で最も速く成長する水生植物の一種ウキクサから大量の油を取り出す方法が考案された。そうした植物油を輸送用や暖房用のバイオディーゼルに転換すれば,より持続可能な未 … 続きを読む

カテゴリ 2023年5月号, SCOPE & ADVANCE

天然ガスを供給網を活用する脱炭素社会への近道

社会の二酸化炭素(CO2)排出を減らすには,エネルギーシステムをできるだけ速やかに脱炭素化する必要がある。メタンを主成分とする天然ガスは燃焼によるCO2排出が比較的少ないが,ゼロではないので長期的な解決策にはならない。一 … 続きを読む

カテゴリ 2021年10月号, 記事

現場ルポ 姿現し始めた核融合実験炉ITER

日米欧ほかの国際協力で準備が進んでいる国際熱核融合実験炉(ITER)は核融合エネルギーの利用を目指す過去最大にして最も野心的な試みだ。曲折の末,2020年7月に本体装置の組み立てが正式に始まった。地上に太陽を作り出す“夢 … 続きを読む

カテゴリ 2021年2月号, 記事

水素エネルギー再評価

すべての電力を再生可能エネルギーでまかなうには? 太陽光や風力で発電した電力の余剰分を使って水を電気分解し,水素を作ることが可能だ。これをパイプラインで輸送すれば必要に応じて電気に再変換できる。タンクや地下空洞に蓄えて産 … 続きを読む

カテゴリ 2020年7月号, 記事

再生可能エネルギーにベストな送電網

風が吹かず日が差さない時間帯には,風力発電や太陽光発電はできない。地域の日々の天候変化を考慮に入れた全国的な送電網を設計しない限り,これらは主要エネルギー源にはならないだろう。詳細な天候データに基づいて,風力・太陽光発電 … 続きを読む

カテゴリ 2018年11月号, 記事

都市で地球を救え

都市を持続可能にするには,太陽光を最大限に利用し,廃棄物を資源として扱うなど,自然の循環原理に従って都市を設計すべきだ。オランダの「パーク20|20」や米航空宇宙局(NASA)がカリフォルニア州に設けた「サステナビリティ … 続きを読む

カテゴリ 2017年12月号, 記事

浪費都市よさらば

全世界で多くの人々が都市に移り住んでいる現在,都市は世界の資源問題を解決するうえで主要な位置を占めている。都市には,無駄に使われるエネルギー,無駄に排出される二酸化炭素,食物の無駄,水の無駄,空間の無駄,時間の無駄があふ … 続きを読む

カテゴリ 2017年12月号, 記事

温暖化対策の要 インドへの処方箋

米トランプ政権がパリ協定からの離脱を発表し国際社会からひんしゅくを買っているが,地球温暖化抑止に関してはさらに大きな問題が別にある。人口と生活水準が急上昇しているインドだ。このままでは今世紀半ばまでに世界最大の二酸化炭素 … 続きを読む

カテゴリ 2017年10月号, 記事

光電気化学で水素〜日経サイエンス2017年7月号より

耐久性アップで一歩前進   水素は現在,原油の改質や,化学肥料に欠かせない原料であるアンモニアを合成するのに使われている。また,グリーン発電の燃料や,自動車やトラックの動力となる環境に優しい燃料電池の燃料として … 続きを読む

カテゴリ 2017年7月号, SCOPE & ADVANCE

核融合ベンチャーの勝算

うまくいけば人類にバラ色の未来を提供してくれる核融合発電。国際共同研究プロジェクト「ITER」や米国の国立点火施設「INF」で大規模な核融合炉の開発が進められているが,技術的にも資金的にも前途は多難だ。そんな不透明な状況 … 続きを読む

カテゴリ 2017年3月号, 記事

シェール開発で地震誘発

 地下のシェール(頁岩)層に眠る石油や天然ガスを効率よく採掘する技術が確立して産出量が拡大するにつれ,米国のオクラホマ州やテキサス州の油田近くで地震発生が急増している。科学者によると,原因は採掘に伴う廃水を地下深くに注入 … 続きを読む

カテゴリ 2016年10月号, 記事