タグ : エイズ

ゲノム編集ベビーの衝撃

11月末,ゲノム編集技術のヒトへの応用のルールづくりを議論する国際会議に参加するために集まった研究者たちの間に,突然の衝撃が走った。中国・南方科技大学の賀建奎氏が,ゲノム編集技術を使ってヒト受精卵の遺伝子を改変し,すでに … 続きを読む

カテゴリ 2019年2月号, 記事

ついに見えたHIV予防ワクチン

HIVの感染を防ぐワクチンはいまだにできていない。ワクチンとして使うのに適したウイルスのエンベロープ(外被)タンパク質が,どう合成してもすぐに分解してしまうのが一因だ。そうしたバラバラのタンパク質では,免疫系を刺激して抗 … 続きを読む

カテゴリ 2017年5月号, 記事

エイズを発症しない人々を追う

 かつてはHIVに感染した人のほとんどがエイズを発症して命を落としたが,現在では抗HIV薬を服用すれば普通の生活を送れるようになった。あまり知られていないが,感染者の300人に1人の割合で抗HIV薬を使わずにこのウイルス … 続きを読む

カテゴリ 2012年10月号, 記事

エイズの治療薬を最速で出し続ける:満屋裕明

治療薬の進歩は,エイズを死に至る病から慢性疾患に変えた 研究のスピードは,救える患者の命の数に直結する 4つの治療薬を作り,第5の薬を目指して日本での臨床開発に乗り出す  満屋裕明は片時も立ち止まらない。医学部の古い研究 … 続きを読む

カテゴリ 2012年8月号, 記事

HIVに感染しない細胞

 ここ数十年間でHIVへの感染が確認された人は全世界で6000万人を超え,死者は2000万人以上に達する。3人に1人が命を落としたことになるが,現在,抗HIV薬をきちんと服用すれば普通の生活を続けられるようになった。とは … 続きを読む

カテゴリ 2012年6月号, 記事

最短距離でワクチンへ

 ワクチン実用化には長い年月と莫大な研究費が必要だ。数千人が加わる臨床試験で思わしくない結果が出て,開発が断念される場合もあり,そうなると患者にも製薬企業にも大きな失望を与えることになる。そんな危うい開発物語が過去のもの … 続きを読む

カテゴリ 2011年9月号, 記事

インフルエンザ,エイズ,エボラ… 未知の感染症を防げ

 チンパンジーがアカコロブスというサルを狩り,その生肉や内臓を食べることは知られている。このようにチンパンジーなどの動物や人間の狩りが架け橋となって,ウイルスが獲物から捕食者に移動することがわかっており,エイズウイルス( … 続きを読む

カテゴリ 2009年7月号, 記事

HIVを退治するには

 エイズは,HIVに感染すればいずれは発病して死に至る「死の病」から,根治はしないが生命を奪われるとは限らない「不治の病」になった,といわれる。だがそれは先進国の話で,HIV感染者の大多数を占めるアフリカなど途上国の貧し … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, 記事

ワクチン開発は続く

 1983~84年にエイズを引き起こすヒト免疫不全ウイルス(HIV)が特定されると,感染を予防するワクチンがすぐに開発されるだろうと専門家を含めた誰もが思った。だが,その楽観論を裏切り,25年たった今も効果的なワクチンは … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, 記事

エイズワクチンはいつできる?

 10年前,クリントン大統領は10年以内にエイズワクチンを開発する国家目標を定めた。当時,ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に世界で約2500万人が感染していた。大統領は米国立衛生研究所(NIH)に研究センターを設立して他国 … 続きを読む

カテゴリ 2008年8月号, 記事

SCIENTIFIC AMERICANが選んだ2005年のベスト50

 今回で4回目となる「年間ベスト50」は,実用主義的な観点も重視しつつ,科学技術に関連する創意工夫を幅広く評価し,研究,ビジネス,政策の各側面でリーダーシップを発揮した個人や企業・団体を選出した。最優秀ビジネスリーダーは … 続きを読む

カテゴリ 2006年1月号, 記事

エイズに強い遺伝子の発見

 世界中では3000万人がHIVに感染しており,この中には75万人の米国人と5000人の日本人が含まれる。    薬物治療の発達で,たくさんの患者が救われた。薬の絶妙な組み合わせで,体内のHIVレベルを低下させ … 続きを読む

カテゴリ 1997年11月号, 記事