タグ : インフルエンザ
インフルエンザが消えた1年
新型コロナウイルスが世界に広がり始めて以降,世界保健機関に報告されたインフルエンザの症例数は南北両半球ともごくわずかなレベルに低下して現在に至っている。コロナウイルスの拡散を抑えるための公衆衛生策,特にマスク着用とソーシ … 続きを読む
忘れられたパンデミック スペイン風邪の集合的記憶
世界で数千万人の命を奪った1918~1919年のインフルエンザ(スペイン風邪)は終息後まもなく人々の話題から消え失せた。社会の「集合的記憶」として残りにくい側面があったためだと考えられる。昨年来の新型コロナウイルス感染症 … 続きを読む
パンデミック終息へのシナリオ
今回の新型コロナウイルスは,容易に感染すること,無症状から重体まで患者の病態が幅広いこと,世界を大混乱に陥れたことにおいて前例がない。しかしCOVID-19のパンデミックが今後どう展開し,どのように終息するのか,過去のア … 続きを読む
パンデミックとバイオテロ リスク低減のジレンマ
パンデミック対策か,それともバイオテロの防止か──東京大学の河岡義裕教授とオランダの研究グループが独立に行った実験の論文は,その公表の是非を巡って大論争を呼び起こした。内容は,高病原性の鳥インフルエンザウイルスH5N1 … 続きを読む
豚はインフルエンザ工場
豚はインフルエンザウイルス遺伝子のるつぼだ。2009年の新型インフルエンザ・パンデミックをもたらしたウイルスがどこから来たのかは明らかでないが,豚,鳥,人間のインフルエンザウイルスの遺伝子が混ぜ合わさって生じたのは間違 … 続きを読む
殺し屋ウイルスの急所を発見〜2011年1月号より
新薬開発に重要な手がかりが得られた 1918年に大流行したインフルエンザ(スペイン風邪)の犠牲者の冷凍保存されていた肺から,ある研究チームが問題のウイルスを再現してから,5年たった。当時,このジュラシック … 続きを読む
カテゴリ 2011年1月号, SCOPE & ADVANCE
新型インフルエンザ 本当の怖さ
2009年4月に流行が始まった新型インフルエンザ。発生当初は大騒ぎになったが,かねて懸念されていた鳥インフルエンザほど病原性が強くないことが判明すると,一転して「普通のインフルエンザと同じ」とのイメージが広がった。 & … 続きを読む
新型インフルエンザ大流行に備える
アジアに蔓延する鳥インフルエンザがロシアや欧州にも拡大している。また毒性の高いH5N1によって命を奪われた人は60人を超えた。現在のところ,感染者のほとんどは鳥からヒトへの感染とみられるが,高病原性鳥インフルエンザウイ … 続きを読む
復元された殺人ウイルス〜日経サイエンス2006年1月号より
1918年に世界的大流行を引き起こしたインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスが実験室内で復元された。 陸軍病理学研究所のタウベンバーガー(Jeffery Taubenberger)らは犠 … 続きを読む
カテゴリ 2006年1月号, SCOPE & ADVANCE