タグ : すばる望遠鏡

「すばる」を超える史上最大の望遠鏡

 私たちの宇宙観は新たな観測装置が登場する度に大きく変わってきた。ガリレオによる望遠鏡の発明はその代表的な例だ。近年でいうと,1994年のハッブル宇宙望遠鏡打ち上げと,1990年代末に相次いだ口径8mの大型望遠鏡の稼働だ … 続きを読む

カテゴリ 2011年5月号, 記事

銀河団内の暗黒物質分布〜日経サイエンス2010年7月号

すばる望遠鏡の観測で明らかに    国立天文台などの研究グループは約30億光年離れた銀河団18個について,それぞれの内部で暗黒物質がどのように分布しているのかを,すばる望遠鏡を使って明らかにした。成果は4月27 … 続きを読む

カテゴリ 2010年7月号, SCOPE & ADVANCE

総力戦で初期宇宙に迫る

 スイス・ジュネーブ近郊に建設された史上最強の加速器LHCが,初期のトラブルを克服して再稼働し,これまでの最高記録を大幅に上回る衝突エネルギー7兆電子ボルトでの素粒子実験が2010年3月末に始まった。奥飛騨の神岡の地下な … 続きを読む

カテゴリ 2010年6月号, 記事

ファーストライトから10年 「すばる」が明らかにした宇宙

 常夏のハワイ島にそびえるマウナケア山(標高約4200m)。山頂部の夜間の平均気温は0℃,快晴の日が多いが,ときに雪景色になる(マウナケアはハワイ語で「白い山」を意味する)。ここに世界を代表する10を超える大型天体望遠鏡 … 続きを読む

カテゴリ 2009年2月号, 記事

すばるで迫る暗黒エネルギー

 宇宙に存在する全エネルギーの7割強を占める正体不明の暗黒エネルギーの謎を解明しようと2007年,「暗黒エネルギー研究国際ネットワーク」が発足した。日本の大学,研究機関のほか米プリンストン大学やカリフォルニア工科大学,シ … 続きを読む

カテゴリ 2008年3月号, 記事

まだまだ元気な宇宙

 初期の宇宙は,銀河どうしの衝突や爆発的な星形成,超大質量ブラックホールの誕生などに特徴付けられる大荒れの時代だった。その後こうした活動が鈍ったことから,宇宙の全盛期は遠い昔に過ぎ去ったと考えられた。しかし近年の観測で, … 続きを読む

カテゴリ 2005年4月号, 記事