SCOPE & ADVANCE

健闘する“手作り衛星”〜日経サイエンス2006年1月号より

 東京大学の学生らが製作した超小型衛星サイV(XI-V)が去る10月27日,ロシアのプレセツク宇宙基地から打ち上げられ,所定の軌道に入った。宇宙航空研究開発機構が開発している新型太陽電池「シグス」の実証試験などを行う。

 

 サイVは同大学の中須賀真一教授の研究室が開発した10cm四方の衛星で,重さ1kg以下の「キューブサット」という規格。中須賀研究室としては,2003年6月に打ち上げて現在も順調に運用中のサイIVに続く成功だ。学生の手による衛星が国の実証試験を請け負うのは今回が初めてで,超小型衛星の利点と信頼性が認知された形となった。国内では東京工業大学と日本大学の“手作り衛星”が打ち上げを控えている。

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