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親星の巨大化を生き延びた惑星〜日経サイエンス2008年1月号より

親星が赤色巨星となって巨大化した時代を生き抜いてきたらしい惑星が見つかった。
ペガサス座V391は準矮星に分類される星で,数分ごとに明るさが変動する。その変動のタイミングが周期的に変わることをもとに,木星の3.2倍以上の質量を持つ惑星の存在が突き止められた。準矮星の特徴から,この惑星はかつてV391から1天文単位(AU;地球・太陽間の距離)のところを回っていたと考えられる。その後V391が赤色巨星期に入ると距離は0.3AUに縮まり,さらにV391が外側の質量を失って(0.9太陽質量から0.5太陽質量に縮んだ),現在のような矮星になると,惑星は親星から遠くへ離れた。
太陽が赤色巨星期に入っても地球は生き延びるかもしれないという説があるが,今回の発見はそうした可能性を示している。Nature誌2007年9月13日号に掲載された。

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