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寝る子はスリムに育つ〜日経サイエンス2008年5月号より

 近年,睡眠不足が肥満のリスクを高めるという研究結果が数多く出ている。ジョンズ・ホプキンズ大学の研究者たちは小児肥満の研究の一環として,子どもの睡眠持続時間と体重を調べた11件の研究をメタ解析した。この結果,睡眠時間が不足するとホルモン濃度が乱れ,これが体重過剰を招く可能性があることがわかった。

 

小児に推奨される睡眠時間
 5歳未満:最低11時間
 5~10歳:最低10時間
 10歳以上:最低9時間

 

睡眠時間が推奨値に満たなかった場合に体重過多となる確率は
 1時間の不足で:43%増
 1~2時間の不足で:60%増
 2時間以上不足で:92%増

 

データ出典:Obesity誌2月号

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