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電子処方と後発医薬品〜日経サイエンス2009年4月号より

 処方箋の発行に電子システムを利用している医師は,高価なブランド医薬よりも手ごろなジェネリック医薬品(特許が切れた医薬品と同様の作用がある後発医薬品)を選ぶ傾向が強いようだ。

 マサチューセッツ州の3万5000人以上の内科医を18カ月間にわたって調査した結果,入力した処方箋を無線で薬局に送信できる電子システムの利用によって,全処方箋に占めるジェネリック医薬品の採用が55%から61%に大きく高まったことがわかった。これに対し,電子処方の方法を教えられなかった対照群の医師たちはジェネリック医薬品を選ぶことが少なく,処方は調査期間中に約53%から56%に増えるにとどまった。
 米国で電子処方を行う医師はいまのところ約20%にすぎない。研究チームによると,電子処方が広く採用されれば患者10万人あたり年間に約400万ドルを節約できる可能性がある。Archives of Internal Medicine誌12月8日号に掲載。

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