きょうの日経サイエンス

2011年3月30日

編集部・詫摩より個人的なご挨拶

大科学実験のウラ話の終了は,これまで書いてきたとおりですが,
これを担当していた詫摩は,この3月をもって日経サイエンス社を退社することにいたしました。読者の皆さま,著者,訳者の皆さま,本当にお世話になり,ありがとうございました。

 

このブログは始めてからたったの1年ですが,私が日経サイエンスの編集部に配属されたのは1992年。足かけ19年! 我ながら,びっくりです。
さらに,設立の準備段階からずっとかかわってきた日経サイエンスの公式サイトは,1996年1月のスタートです(たぶん,ITの素人で16年間ずっとウェブ担当をした人って,珍しいんじゃないかな)。そこらのウェブ制作会社よりも歴史があります。当時は,Googleはもちろんのこと,Yahoo!Japanも日経新聞のサイトも公式オープンしていませんでした。準備を始めた当時はインターネットがまだ一般に普及していない時代。何度となく「ホームページとは」の説明から始めたのを覚えています。
IT素人の上に,本業(雑誌づくりです,もちろん)の片手間にしていたため,いろいろと行き届かないところがあり,ユーザーの皆さまにはご迷惑をおかけいたしました。ここでお詫び申し上げます。

 

このブログで連載をしてきたNHK「大科学実験」は“友達の子ども”といった感じなのですが,日経サイエンスとそのサイトは私を育ててくれた親であると同時に,“我が子”でした。3/25に発売した号の校了以来,有給の消化に入っているのですが,どうも心情的に子離れができておりません。

 

引き続き,日経サイエンスをよろしくお願いいたします。<(_ _)>
公式サイトの運営もしばらくは今まで以上にゴタゴタするかもしれませんが,どうかお許しください。

 

ちなみに,私はと言えば,4月以降は無職覚悟でいたのですが,とある組織に拾っていただきました(NHKでも,その子会社でも,関連の制作会社でもありません,念のため)。

 

このブログに来るような方でしたら,また,新しい職場でもお目にかかる機会があるかと思います。生温かい目で見ていただければ幸いです。

 

さらに,書かずにはいられないことを。

 

大科学実験で最後にネタにしたロゴの話は,森美樹から水炊きの専門店で聞きました。当時,彼女は体調がガタガタで,ろくに食べられない状態で,滋養になるものを,と選んだ店です。
ここで使っている鶏は「阿武隈の大地で放し飼いにした」ものでした。

 

阿武隈高原は,茨城県から福島県,宮城県にかかる台地です。

 

どうか,この脳天気な番組を毎週放送できる状態がこれからも続きますように。
これを見て「バカだ」「アホだ」と皆さまが笑いころげられますように。
(それが本望だと森美樹も申しております)。

 

浜通りだけでなく,中通りも,会津も,
今は混乱しているかと思います。

 

詫摩は亡き母と毎年のように福島に行っていました。
あの花見山の美しさ,滝桜の見事さ。
出会った方々からいただいたたくさんのご親切。
詫摩は福島を忘れません。

 

どうか乗り越えてください。

 

長々と失礼いたしました。
ありがとうございました。