きょうの日経サイエンス

2011年2月16日

大科学実験:ロケの回を支えた功労者

 

NHK「大科学実験」ファンの皆さま,こんばんは。

 

編集長・中島の書いた村山斉先生と故・戸塚洋二先生のぐっとくるエピソード(未読の方はぜひどうぞ)の上に脳天気なこの記事が入るのは,なんだかちょっと心苦しいです。

 

とはいえ,書かないでおくと,また番組のチーフプロデューサー森美樹さんからどんなメールが来るかわからないので・・・。

 

前回,「大科学実験」は人間を重り代わりに使うと書きましたが,今回の冒頭部分などはまさにそうですね。TシャツにHeavyなどとこれ見よがしに書かれています(気がつきましたか?) 一方,主人公(?)の女性はといえば・・・。汗を拭いてもらったりしていますが・・・。やれやれといった感じです。

 

この回は,26回の中でも一番の“ガテン系”の回です。真の主役である梃子(てこ)は“鉄三部作”とディレクターの寺嶋章之さんが命名したものの中でもゴツさ・サイズともに最大級。運ぶのにクレーン車が登場するほどの重さです(なぜ,あのクレーン車でトレーラーを持ち上げないのだろう・・・と,誰もが思い浮かべるツッコミをあえて書いてみる)。

 

ガテン系の実験のときは「実験レンジャーたちが燃えるという寺嶋さんの言葉を,初回放送の時に書きましたが,なかでも一番,てきぱき,きびきびと,積極的かつ適切に動き回っていたのはロケバスの運転手の大内さんだったそうです。

 

ロケバスの運転手さん(スタッフの中では車両部さんとも呼ばれてます)ですから,厳密には番組制作スタッフではありません。

 

でも,危険がともなうクジラのソーラーバルーンの時など,話をきいたスタッフの誰もが「一番の功労者は運転手さん」と口をそろえるほどの御仁です。

 

大科学実験では,最初から登場予定の実験レンジャーはもちろん,カメラの中に入る可能性のある制作スタッフはあの衣装を着ます。大内さんは,いつもいつの間にかあのレンジャー衣装を着て,持参の革手袋や工具まで出してきて,的確な指示を出しつつ,参加して下さったとか。

 

大科学実験は何人かのディレクターが交代で担当しているので,スタッフでも直接かかわっている回は意外に少なかったりします。
日本賞受賞とクランクアップを祝うパーティで大内さんは「一番多く,レンジャー服を着たのは自分ではないか」と挨拶なさっていました。現場のスタッフ(とくにディレクター陣)から大きな拍手が上がったことは言うまでもありません。

 

“現場!”という場面で,すぐに適切な動きができる人って,本当にステキですよね!

 

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