2010年8月28日
165年前のSciAm創刊号には
日経サイエンスをお読みの方はご存知だと思いますが,提携誌であるSCIENTIFIC AMERICAN誌の50年前,100年前,150年前の号に載った記事を紹介するページがあります。
本誌のなかでも「へぇ?」の多いページと言えましょう。
SciAm誌は1845年8月28日木曜日,ニューヨークで創刊しました。
当時は週刊の新聞で,年間の購読料は2ドル。
誌名は今と変わりませんが,副題が付いていました。
いわく The avocate of Industry and Enterprise, and Journal of Mechanical and Other improvements(産業および事業の推進と機械その他の進歩)。
扱う内容は New Inventions , Scientific Principle, and Curious Works(新しい発明,科学原理,気になる話題)。
165年前の創刊号には,どんな記事が載っていたのでしょう? 今日から3回に分けてご紹介します!
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遠心分離器
バーモント州ショラムのハード氏(Mr. Joseph Hurd)は,遠心力を利用して液体を分離もしくは浄化する装置の特許を取得した。鉱物や塩などのほか,ゴム糊や砂糖が水よりも比重がずっと大きいことはよく知られている。
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おお?,遠心分離器!生物系の実験室ではおなじみのあの装置は,ここにルーツがあったんですね?。洗濯用の脱水機もこの特許でカバーされたのかしら? (詫摩)