きょうの日経サイエンス

2010年6月16日

はやぶさ帰還「夢のようだ」

小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルの回収作業が16日夕方,終了しました。小惑星イトカワのサンプルが砂粒ひとつでも入っていれば惑星科学の研究にとって大きな前進となります。ただ,サンプルが入っていなかったとしても,「はやぶさ」の偉業が色あせるものではありません。地球に帰還できたことが,そもそも夢のような話だからです。14日未明,地球帰還を受けて開かれた記者会見で,「はやぶさ」プロジェクトマネージャの川口淳一郎教授は「夢のようだ」という言葉を何度も繰り返しました。その言葉を聞き,メモしているうちに,私自身も,成し遂げられたことの大きさをじわじわと実感するようになりました。本当に夢のような話ですね。(中島)