What’s New

検査もできる使い捨てマスク〜日経サイエンス2021年12号より

新型コロナ対策にうってつけ   マスク着用と検査は新型コロナウイルス感染症対策の要だが,この2つをまとめて実行するデバイスが登場しそうだ。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学の研究者が合成生物学の技術を使っ … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, SCOPE & ADVANCE

盗み見の効用(問題)

 少しおっちょこちょいの「アマビエ」について前に述べたことがあるが(2021年2月号),これ以外にも妙な妖怪が不思議の国には出没する。「千里眼見習い」もその1人だ。アマビエのようによいことをするように心がければよいのだが … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, パズルの国のアリス

3M、豊島岡女子学園で授業 〜フィルターの仕組みや液体の酸素濃度を解説

 新型コロナウイルス禍で注目された体外式模型人工肺(エクモ)は重症患者の血液に酸素を取り込ませ、二酸化炭素を取り除いて体内に戻す。この血液中のガス交換で重要な役割を果たす装置の部品が中空糸分離膜だ。米スリーエム(3M)の … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 中高生が学ぶ サイエンス講義

金属を使わずに不斉合成

 2021年のノーベル化学賞は,鏡像関係にある異性体の一方だけを,金属を使わない有機触媒を用いて合成できることを示した独マックス・プランク石炭研究所教授のリスト(Benjamin List)と米プリンストン大学教授のマク … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

温度受容体と触覚受容体の発見

 2021年のノーベル生理学・医学賞は,温度受容体および触覚受容体を発見した功績で,米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のジュリアス(David Julius)と,米スクリプス研究所のパタプティアン(Ardem Pat … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

乱雑さに潜む法則を解明

 一見乱雑なシステムに,奇妙で美しい法則が潜んでいる──。2021年のノーベル物理学賞の1/2は,ランダムな相互作用が働く複雑な系の振る舞いを数学的に解明した伊ローマ・ラ・サピエンツァ大学教授のパリージ(Giorgio … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

気候変動の「複雑な正体」に挑む

 米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎らのノーベル物理学賞決定をめぐり,久しく物理学賞の対象でなかった地球科学分野から選ばれたこと,とりわけ地球温暖化研究が授賞の対象になったことがクローズアップされている。あるいは,真 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

詳報ノーベル賞:温暖化予測で真鍋博士らに物理学賞

 ノーベル物理学賞は気候モデルの開発と温暖化予測への貢献で真鍋淑郎氏とドイツのハッセルマン氏,乱雑でフラストレーションがあるシステムの解明で伊のパリージ氏に贈られる。環境科学の分野がノーベル賞の授賞テーマになるのは今回が … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

多様な変異ウイルスに効く抗体

新型コロナウイルス感染症は,流行当初に比べて患者の治療に使用できる薬の種類が増えてきた。国内でも,ウイルスに直接くっついて活動を封じる中和抗体薬が今夏より本格的に使用され始めている。効果の高い中和抗体薬が実現した背景には … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 編集部のピックアップ, 記事

タンパク質工学の新潮流 ワクチンや抗体医薬を自由に設計する

 2020年4月のある金曜日の夜遅く,ウォールズ(Lexi Walls)はワシントン大学(シアトル)の研究室にひとり居残り,これまでの人生で最も重要な実験の結果を落ち着かない気持ちで待っていた。コロナウイルスが専門のこの … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

特集:新型コロナ 次の治療薬は

 2021年9月に,日本では2例目となる新型コロナウイルス感染症向けの中和抗体薬ゼビュディ(一般名ソトロビマブ)が承認された。新型コロナの流行が始まって1年半ほどで効果の高い抗体医薬が次々と使えるようになった背景には,2 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

大規模なつながりは突然に ネットワークの相転移を語る数理

 テキストメッセージの「送信」をタップしたら,そのメッセージは自分のスマホから友人のスマホに直接送られると思われるかもしれない。実は,メッセージは通常セルラーネットワークやインターネットをはるばる伝わって受信者のもとに届 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

進化続ける分子の精密合成 自己組織化で創るナノ空間

 机の上にばらまいたジグソーパズルのピースが,もし最も居心地の良い状態になるまでランダムに動き続けるとしたら何が起こるだろうか。たまたま他のピースとつながったとき,形が合わなければやがて外れるが,ピタリと合ったら容易に離 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

感覚経験は脳のどこで生まれるのか 電気刺激で意識を探る

 次の体験談について考えてみよう。 ●数km先に嵐が見え,同じ方向にある丘を越えなくてはならない。「嵐の中,果たして丘を越えられるだろうか」と自問する。 ●黒い背景に白い点々が見え,夜空の 星を見上げているような感じだ。 … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事

宇宙膨張の歴史を明かす銀河地図

 ダグラス・アダムスのSF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』(風見潤訳,新潮社)にあるように「宇宙は大きい。(中略)にわかには信じられぬほど広く,大きく,茫漠としている」。私たち著者を含め多くの天文学者はそんな宇宙のできる … 続きを読む

カテゴリ 2021年12月号, 記事