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よみがえった古代ギリシャの漕法

 古代ギリシャの軍船で使われていた漕ぎ手のクッションは,謎に包まれた存在である。このクッションは漕ぎ手が体にくくり着けて,船の腰掛け用に使っていたらしいが,当時の他の国にもそのようなものはまったく残されていない。なぜギリ … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

どんな人が幸福と感じているか

 不幸や怒り,不安などといったネガティブな感情に比べると,幸福に関する研究はあまり多くない。社会学者たちが幸福を研究対象にしはじめたのは最近のことである。いったい,どんな人が自分は幸福だと感じているのだろうか。幸福な人に … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

迷走するハンフォードの核廃棄物処理

 米ワシントン州の南東部にあるハンフォードはプルトニウム製造施設の集合体であり,第二次世界大戦で長崎に投下された原子爆弾の原料となったプルトニウムを作ったことで知られている。冷戦の終結を受けて1989年にエネルギー省(D … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

太陽系の概念を変えるカイパーベルト

 オランダの天文学者カイパーは1950年,太陽系のはずれ,つまり海王星と冥王星の軌道の外側に平たい小天体の巣があるというアイデアを提案した。このカイパーベルト仮説は長い間顧みられなかったが,80年代になると,地球の軌道面 … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

インターネットの弱点とその解決法

 インターネットでは,うまく相手のサーバーにつながらなかったり,突然回線が切られてしまうという経験をする。こうした事態はなぜたびたび起こるのだろうか。直接の原因は,回線容量を上回る通信需要が殺到していることである。しかし … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

準結晶はどこまで解明されたか

 5回対称性をもつ準結晶の発見は,今世紀後半の固体物理学で最も衝撃的な事件であった。現代の物質観で“あってはならないもの”だったからである。150年以上にわたって培われてきた結晶物質の基本テーゼは「周期性」であった。つま … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

分子疫学で発ガンのリスクを知る

 「分子疫学」という研究分野は,一般にはまだ馴染みの薄いものである。しかし,ガンの予防に対する新しいアプローチに興味をもつ研究者にはとっては,将来有望な分野として期待が集まっている。    従来の疫学は,患者の … 続きを読む

カテゴリ 1996年7月号, 記事

日経サイエンス 1996年6月号

生命がいる惑星を探す宇宙干渉計  J. R. P. エンジェル/N. J. ウルフ ただの“お話”ではなく,かなり具体的な内容です。宇宙干渉計とは何ぞや?なぜ,これで探せば見つかるのか?そもそも,生命のいる惑星とはどんな … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 雑誌

琥珀に閉じ込められた虫たち

 『ジュラシック・パーク』ですっかり有名になった虫入り琥珀。けれども,あのお話の中では,標本の貯蔵庫としての琥珀のすばらしさに関しては,まだまだ説明不足だったように思います。  琥珀の中の虫たちが現代の私たちに教えてくれ … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

地域生態系を脅かす帰化生物

 その30数億年にわたる歴史において,地球上の生命は5回の大量絶滅を経験した。そして今,第6回が進行中である。人間活動に起因する今回の大量絶滅は,時間当たりに絶滅する種の多さという点で,過去の5回とは桁が違う。  こう言 … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

生命がいる惑星を探す宇宙干渉計

 地球以外に生命体は存在するのだろうか。きっといるはずだ。ならば,どのようにすれば探し出せるだろう。こんな思いから,これまでさまざまな試みがなされてきた。月や火星については実際にサンプルまで採ってきたが,現在はもちろん, … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

真核細胞はどのように生まれたか

 原核細胞(prokaryote)と真核細胞(eukaryote)という名は,「DNAを包む膜をもっているかどうか」という1つの特徴にこだわった名称である。前者は核膜をもたず,後者は核膜をもっている。しかし,原核細胞と真 … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

交通渋滞はなくせるか

日本が先進国の中で最も交通渋滞に悩まされている国のひとつである。渋滞の解消は交通対策の重要課題であるのに,道路の混雑状況は年を追って悪化の傾向をたどっている。しかし,最近になって最新の情報処理と通信技術を使った渋滞対策が … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

カリブ海のマングローブ湿地

 海水中や潮間帯のような塩辛くて土壌の酸素の乏しい環境は,植物には耐えがたいものである。ところが,マングローブ湿地の植物は,このような場所で生きるための特性を備えている。これらの植物は,細胞に塩分を取り込まない,あるいは … 続きを読む

カテゴリ 1996年6月号, 記事

ブレークスルーを待つナノテクノロジー

 ナノテクノロジーは,大きさが100nm(0.1μm)程度までのミクロな物質や構造を作り出す技術である。学問分野としては,従来の合成化学から原子1個1個を極微小のプローブで操作する技術までカバーしている。ミスター・ナノテ … 続きを読む

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