SCOPE & ADVANCE

オスグモの緊急脱出ジャンプ〜日経サイエンス2022年10月号より

パートナーに食われないよう交尾後に素早く跳び離れている 一部のクモにとって,愛とは自分のすべてを捧げることだ。多くの種が「性的共食い」という恐ろしい行動を示し,メスが交尾後に相手のオスを食べる。栄養補給のため,あるいは生 … 続きを読む

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マーカーペンで検体保存〜日経サイエンス2022年10月号より

替え芯を使う秀逸なアイデア 綿棒とバイアル(小さな薬瓶)は血液や唾液などの液体サンプルを臨床検査ラボに運ぶのに極めて重要な役割を果たしている。だが綿棒上の検体はすぐに乾いてしまうし,バイアルの試料は分析前に移し替えの手間 … 続きを読む

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ハイパースペクトル画像に期待〜日経サイエンス2022年10月号より

地表の物質の種類を見分ける超精密な衛星画像 土壌の状態から地表に繁茂する植物,都市スプロールの構造まで,地球表面の詳細を解析することが,間もなく新たな衛星によって可能になりそうだ。この春,スペースXのファルコン9ロケット … 続きを読む

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スーパーゲルを簡単に製造〜日経サイエンス2022年9月号より

丈夫で導電性もある「イオノゲル」を容易に作り出す新手法 柔軟で弾力性のあるハイドロゲル材料は,ソフトコンタクトレンズからフルーツゼリーまで実に多くの分野に使われているが,構造は共通している。高分子の鎖が絡み合った網目構造 … 続きを読む

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外国語は子供のように学べ〜日経サイエンス2022年9月号より

理詰めで考えるのは無益らしい   子供はたいてい大人よりも容易に新たな言語を習得するが,その理由ははっきりしていない。ある仮説は,言語の把握には微妙なパターンを無意識に吸収する必要があり,大人は意識的に推論する … 続きを読む

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ビタミン地図〜日経サイエンス2022年9月号より

微量栄養素欠乏のリスクをAIが衛星画像から割り出す   3億4000万人の子供を含め,世界で20億人以上は微量栄養素の摂取が不足している。このビタミンとミネラルの欠乏は,健康に重大な影響をもたらす恐れがある。だ … 続きを読む

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空飛ぶカエル〜日経サイエンス2022年9月号より

「パラシュートフロッグ」の滑空が遺伝子解析と実験で明らかに   東アジアのジャングルにはとんでもなく高いジャンプをするカエルがいる。「パラシュートフロッグ」と呼ばれるこの命知らずのカエルは,木のてっぺんからジャ … 続きを読む

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“DeSci”は科学を変えるか?〜日経サイエンス2022年9月号より

研究者と投資家が直につながる独立性が売りだが,課題もまだ多い 一部の巨大なIT企業に依存しない“分散型”のインターネットを目指す「Web3」の概念を科学に生かす取り組みが欧米で始まった。暗号資産にも使われるブロックチェー … 続きを読む

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伝書鳩の記憶〜日経サイエンス2022年8月号より

学んだルートを数年後でも覚えている   伝書鳩は正確な体内コンパスと地上の目印の記憶を併用して自分の鳩舎への帰り道をたどる。4年前にたどった経路も記憶していることが最近の研究で示された。   人間以外 … 続きを読む

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細菌の培養は台所スポンジで〜日経サイエンス2022年8月号より

様々なタイプの細菌にとって理想的なすみかとなりうる   台所の食器洗いスポンジは微生物でいっぱいだ。だが,食べかすに繰り返し触れることだけが原因ではない。スポンジの独特な構造も一役買っている。Nature Ch … 続きを読む

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触れる絵文字〜日経サイエンス2022年8月号より

人に触れられる感覚を模擬して感情を伝える新技術が登場   新型コロナウイルス感染症パンデミックのなか,人との物理的・社会的つながりを維持するのが以前よりも難しくなっている。米国西海岸のスタンフォード大学で学ぶ大 … 続きを読む

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ETに長距離電話〜日経サイエンス2022年8月号より

新たな符号化メッセージが作成された もし地球外知的生命体と遭遇したとして,重要な最初の問いかけは「お互いどうすればコミュニケーションできるでしょうね?」になるだろう。米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所のチアン(J … 続きを読む

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宇宙で最初の「一番星」に迫る〜日経サイエンス2022年8月号より

ビッグバンから数億年後とみられる星や銀河が相次ぎ発見された   宇宙で最初にできた「一番星」はどのような姿だったのか。138億年の歴史をもつ宇宙の謎を解き明かそうと,天文学者たちはその光を追い求めてきた。はるか … 続きを読む

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幻の指〜日経サイエンス2022年7月号より

6本目の指を生む異様な錯覚   脳にはその人の体についての地図があり,特定の身体部位の知覚や制御を専門とするニューロンが存在する。だが近年の研究によると,この表象には変更の余地がかなりあるらしい。2016年のあ … 続きを読む

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DNAアンテナ〜日経サイエンス2022年7月号より

分子標的薬の創薬を加速しそう   新薬の開発は当たり外れを伴うが,DNAに基づく小さなセンサーによって効率化できる可能性がある。このセンサーは“蛍光ナノアンテナ”として働き,薬剤分子が狙い通りに標的に結合してい … 続きを読む

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