カテゴリ : 2007年10月号

レーザーの虹をつかめ〜日経サイエンス2007年10月号より

 バーコード読み取り装置やDVDプレーヤーに使われている半導体レーザーは赤や青の光だが,ナノ結晶という半導体微粒子を利用すると,もっとさまざまな色を出せそうだ。 半導体レーザーは電子に高低2つのエネルギー状態の選択肢を与 … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, SCOPE & ADVANCE

地球温暖化の真実 IPCC第4次報告書から

 最近の気候変動の主因は人間活動に伴う温暖化ガスの排出,主に化石燃料の燃焼だ。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめた最新の報告書は,人間活動によって地球が温暖化している確率を90%超とした(2001年の前回報 … 続きを読む

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温暖化で凶暴になる台風

 2004年の夏,重大な事態が生じた。フロリダ州は史上最多の4個のハリケーンに襲われ,日本ではそれまでの記録を4個も上回る10個の台風が上陸した。危機感を覚えた科学者たちは,これらの強力な熱帯低気圧の増加をさまざまに説明 … 続きを読む

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わかり始めた記憶の暗号

 大地震を経験した人なら誰でもその鮮明な記憶があるだろう。地面の揺れや大気の音,棚から落下した皿や小物──私たちはこのような出来事の詳細を明確に何年にもわたって覚えている。なぜなら私たちの脳は突出した出来事から重要な情報 … 続きを読む

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ネコがたどってきた1000万年の道

 ペットになっているイエネコ,ヤマネコ,トラ,ライオンなどネコ科動物は世界中に生息し,現在37種が知られている。私たちになじみ深い動物だが,祖先は最初にどこに登場し,どんな進化の道筋をたどってきたのか,実はよくわかってい … 続きを読む

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麻酔の科学 脳に働くメカニズム

 現在使われている全身麻酔薬は,中枢神経に作用する薬の中でも最も強力なもので,危険を伴う場合もある。そのため,麻酔科医は患者や手術の内容に合わせて麻酔薬の投与量を調節し,手術中の不測の事態を回避するためにざまざまな機器を … 続きを読む

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電波はもう古い 光で無線LAN

 いつでも,どこでも,誰でも,何にでも,ワイヤレスにデータをやりとりできる「ユビキタス通信」を実現するのが,エレクトロニクス技術者の長年の夢だ。その夢にいま大きく近づきつつある。現在,20億を超える人々が携帯電話を持ち歩 … 続きを読む

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免疫を悪用するがん

 最近まで,がんの原因として研究者は主に遺伝子変異に注目してきた。しかしこの10年で,腫瘍の成長と悪性化の過程に免疫系の炎症性成分が動員されていることがわかってきた。通常なら傷の治癒にかかわっているものが,がんの悪性化を … 続きを読む

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科学と宗教は対立するのか

 日本の読者には進化論を疑う人はほとんどいないだろうが,一神教の文化圏,特に米国では事情が異なる。知的存在が生命や宇宙を設計したとする「インテリジェント・デザイン説」の“信者”が少なからずいる。神が世界を創造したという「 … 続きを読む

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"Should Science Speak to Faith?" / 「科学と宗教は対立するのか」より抜粋

Editors’ Introduction
Although the authors are both on the side of science, they have not always agreed about the best ways to oppose religiously motivated threats to scientific practice or ins … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, 英語で読む日経サイエンス

幹細胞を得る新手法〜日経サイエンス2007年10月号より

 胚性幹細胞(ES細胞)を劇的に入手しやすくできそうな方法が2つ登場した。生化学的手法を使ってマウスの皮膚細胞を再プログラムし,胚細胞とほとんど区別がつかない細胞に戻すことに,3つのチームがそれぞれ独立に成功した。 ある … 続きを読む

カテゴリ 2007年10月号, SCOPE & ADVANCE

聖徳太子ロボットの未来〜日経サイエンス2007年10月号より

京都大学チームが開発したロボット聴覚システムは,3人の同時発言をきちんと理解する    聖徳太子は7世紀の政治家で,日本最初の憲法を起草した建国の父として名高い。彼は多くの人が同時に語りかけてくるのをきちんと聞 … 続きを読む

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たるんでいないか,バイオ実験室〜日経サイエンス2007年10月号より

 二重の気密ドア,使い捨て実験服,頻繁な汚染除去などの防護策にもかかわらず,米国のバイオ研究施設では感染事故が起こりうる。さらにまずいのは,そうした事故が報告されないことだ。実験中に感染した科学者がその病原体を一般社会に … 続きを読む

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タンパク質水増し事件〜日経サイエンス2007年10月号より

標準的な検査法が欺かれたが,代替法の導入に業界は消極的    米国で今春,数百匹の飼い犬と飼い猫が病気になった。政府当局者が追跡したのはメラミンの出所。メラミンは窒素を多く含む化合物でプラスチックや肥料に見られ … 続きを読む

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日経サイエンス 2007年10月号

気候変動 地球温暖化の真実 IPCC第4次報告書から  W. コリンズ/R. コールマン/J. ヘイウッド/M. R. マニング/P. モート   気候変動 温暖化で凶暴になる台風  K. E. トレンバース … 続きを読む

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