カテゴリ : 2007年5月号
甘い夢,記憶の香りつき〜日経サイエンス2007年7月号より
バラのベッドで一晩眠ると,記憶が冴えるかもしれない。 睡眠の目的はいまだに謎だが,一説によると,経験したことを眠っている間に追体験することで,長期記憶に収納するのを助けているという。この説を調べるため,バ … 続きを読む
カテゴリ 2007年5月号, SCOPE & ADVANCE
宇宙を造った見えざる手 暗黒エネルギー
暗黒エネルギー(ダークエネルギー)は宇宙膨張を加速しているだけではない。銀河の形や分布に影響を与え,私たち生命を含む宇宙を形作ってきた。何者もこの「見えざる手」から逃れることはできない。 暗黒エネルギー … 続きを読む
"The Universe's Invisible Hand" / 「宇宙を造った見えざる手 暗黒エネルギー」より抜粋
What took us so long? Only in 1998 did astronomers discover we had been missing nearly three quarters of the contents of the universe, the so-called dark energy--an unknown form of energy that surroun … 続きを読む
カテゴリ 2007年5月号, 英語で読む日経サイエンス
カレーのスパイスを新薬に
副作用の少ない天然化合物をもとにした薬剤開発は以前から行われてきた。アスピリンはヤナギの樹皮から採れたものだし,抗コレステロール薬のスタチンはカビから,抗マラリア薬のアルテミシニンは漢方で知られる青蒿(せいこう,Art … 続きを読む
地デジ時代 おたくのテレビは大丈夫?
米国では2年後,日本でも4年後に地上波テレビ放送が全面的にデジタルに切り替わる予定だ。しかしアナログテレビの遺産も大きく,スムーズに移行できるかどうかは別問題だ。 全国の地上波テレビ局がアナログ放送を停 … 続きを読む
アミノ酸ブロックでナノマシン
タンパク質は生命体にとって必須の“ナノマシン”であり,そうしたナノデバイスを作ろうとしている私たち研究者は,タンパク質から実に多くのことを学んでいる。数百から数千個の原子を含む大きな分子で,通常,そのサイズは差し渡し数 … 続きを読む
植物から出る温暖化ガス メタン
教科書と明らかに矛盾する事実を発見した時,科学者として何をすべきだろうか。私たち2人は2005年,この問題に直面した。実験で,生きている植物が温暖化ガスであるメタンを産生することがわかったのだ。それまではメタンを生産で … 続きを読む
ついに実現 シリコンレーザー
シリコン半導体によってコンピューターや携帯電話など情報機器が普及する一方,ガリウムヒ素半導体などによって小型高性能なレーザー素子が実現し,光記録や光通信,光計測分野などが大きく発展した。もし,どちらか一方の半導体で電気 … 続きを読む
マダガスカル事件簿 謎の恐竜大量死を追う
身体は左半身を下にして横たわっていた。頭と首は骨盤の方を向いている。死体としてはよくある姿勢だ。腕と脚は解剖学的に見ても正しい位置関係にあるが,よく見ると手と足の骨はずれている。それでも手足を構成するほとんどの部分の骨 … 続きを読む
素粒子論はどこに向かうのか?
2006年12月,京都大学で「湯川・朝永生誕百年記念シンポジウム──現代物理学の進歩」が開かれ,4人のノーベル賞受賞者をはじめ内外から多数の理論研究者が集まった。湯川秀樹と朝永振一郎の生誕100年を記念した催しは200 … 続きを読む
湯川と朝永から受け継がれたもの
湯川秀樹と朝永振一郎。同時期に東京で生を受け,父親の京都大学への赴任により,ともに幼くして京都に移る。そこで少年時代を過ごし京都大学で学んだ。間違いなく2人はあらゆる面で素晴らしいライバルだった。2人は多くの論文や随筆 … 続きを読む
特集:湯川秀樹生誕100年 中間子論が拓いた核力の世界
1935年,湯川秀樹は英語で執筆した最初の論文を発表した。湯川は大阪帝国大学の講師で28歳になったばかり。その論文に記されていた「中間子論」によって物理学の世界は変わった。そして,14年後の1949年,湯川にノーベル賞 … 続きを読む
数減らしても量減らず〜日経サイエンス2007年5月号より
喫煙者がタバコの本数を減らしても,有毒物質の吸入量を減らすことにはならないようだ。ミネソタ大学のハツカミ(Dorothy Hatsukami)らによる最近の調査によると,ヘビースモーカーがタバコの本数を減 … 続きを読む
カテゴリ 2007年5月号, SCOPE & ADVANCE
がん転移を招く危険な会話〜日経サイエンス2007年5月号より
正常な臓器が図らずもがん細胞を呼び寄せている可能性がある東京女子医大のグループが興味深い事例を発見した 「がん(癌)がどの臓器に転移するかは,何によって決まるのだろうか」。 1889年のLa … 続きを読む
カテゴリ 2007年5月号, SCOPE & ADVANCE
聡明に長生きするための遺伝子〜日経サイエンス2007年5月号より
100歳まで生きる人はざっと1万人に1人だが,もしそこまで長生きするなら心身ともに健康にと願いたいもの。まさにそれを可能にする遺伝子があるようだ。 アルバート・アインシュタイン医科大学のバージライ(Ni … 続きを読む
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