カテゴリ : 2008年12月号

ノーベル賞4人同時受賞 物理学賞「対称性の破れ」/化学賞「緑色蛍光タンパク質」

 2008年のノーベル賞は物理学賞と化学賞あわせて日本人4人の同時受賞となった。物理学賞はシカゴ大学名誉教授の南部陽一郎氏と高エネルギー加速器研究機構名誉教授の小林誠氏,京都大学名誉教授の益川敏英氏の3人で,素粒子の理論 … 続きを読む

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特集:ネットが蝕むプライバシー ITとテロの時代に

プライバシーをめぐって寒風が吹いている。変わることなく保護されるものと思われていたプライバシーの領分が,技術の進歩と反テロリズムという“至上命令”によって劇的に,そしておそらくは後戻りできない形で変わろうとしている。 & … 続きを読む

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プライバシー2.0を考える

 現代社会で一般市民のプライバシーが侵害されていることは疑いようがない。今日,ほとんどの米国人はネットでつながっており,そして多くの人は「いったいどうやって,私に関するそんな事実を知ったんだ?」と思った経験が一度ならずあ … 続きを読む

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諜報活動が変わる

 昔から密談には盗聴がつきものだった。応接間で重要な話し合いが行われると,誰かが軒下にこっそり忍びこんで盗み聞きしたものだ。電話が普及すると,通話が盗聴されるようになった。そして現在では,非常に多くのやりとりがサイバー空 … 続きを読む

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遺伝情報をどう守るか

 遺伝子検査が急激に普及し,狙われやすいデータが人々の医療記録に付け加わる日が間もなくやってくる。個人の詳細な健康データを知りうるようになれば,健康保険会社や生命保険会社は厄介な病気を抱えている人の保険加入を拒否,雇用主 … 続きを読む

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ICタグとプライバシー

 遠くからでも情報を読み取れる運転免許証が米国で交付され始めた。この免許証には無線ICタグ(RFID)が内蔵され,財布やポケットに入っていても約10m離れたところからICタグ情報を正確に読み取ることができる。タグには固有 … 続きを読む

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全世界の情報,統合せよ!

 クレジットカード決済から携帯電話の通話記録まで,全個人情報を1つのデジタルファイルにまとめるのは超管理社会の悪夢につながる。しかし,データベースを結びつける「データ融合」は多くの人が思っているほど簡単ではない。現実のデ … 続きを読む

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匿名性を保つ暗号技術

 ネット上では,のぞき見や盗み聞きが横行している。誰と話したか,何を話したかを盗聴者に知られないようにするには技術はネット社会では不可欠だ。暗号技術を使えば,通信に関連するほとんどすべてのタスクを秘密裏に実行できる。 & … 続きを読む

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スパイの手口 大公開

 スパイツールがますます高性能になり,映画さながらのスパイ技術が存在している。超望遠カメラや暗視ゴーグル,レーザービーム盗聴で監視・盗聴されたり,飛行機や衛星で追跡される可能性もある。いずれは,昆虫のように飛んだり歩いた … 続きを読む

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ここまで来た生体認証

 読者の多くは,何枚ものカードと本人確認用のパスワードの山に頼って日々の生活を送っていることだろう。そんな日常で,カードを紛失するとATMから現金を引き出せなくなる。パスワードを思い出せないとコンピューターも言うことを聞 … 続きを読む

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セキュリティーを高めるには

 「誰が監視を監視するのか」という古代ローマの格言があるが,今日,情報ネットワークシステムの監視を担うセキュリティー企業については,そのような心配は無用だ。セキュリティー企業は常にライバル企業やユーザー,ハッカーの厳しい … 続きを読む

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プライバシーに無分別な若者

 米国では大学生のほとんどが自分のサイトを持ち,多くがFacebookやMySpaceといったソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)に参加している。そこでは誰もが自分のプロフィールや日々の生活を書きつづり,写真や … 続きを読む

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Reflections on Privacy 2.0 / プライバシー2.0を考える

Privacy is a public Rorschach test: say the word aloud, and you can start any number of passionate discussions. One person worries about governmental abuse of power; another blushes about his drug use … 続きを読む

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日経サイエンス 2008年12月号

ノーベル賞4人同時受賞 宇宙の姿を説明する「対称性の破れ」   発光生物が導いたライフサイエンスの技術革新   ウイルス発見で治療への道を開く   素粒子論の1世紀 湯川と朝永から受け継がれ … 続きを読む

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