カテゴリ : 2008年10月号
追悼 戸塚洋二先生 かくて伝統はつくられた
世界のニュートリノ研究を引っ張ってきた東京大学特別栄誉教授の戸塚洋二先生は7月10日,がんとの長く厳しい闘いの末に亡くなられた。先生は師,小柴昌俊氏のもとで素粒子実験施設カミオカンデの建設を陣頭指揮し,世界で初めて超新 … 続きを読む
Hands-on Computing / マウスよさらば マルチタッチスクリーン
When Apple's iPhone hit the streets last year, it introduced so-called multi-touch screens to the general public. Images on the screen can be moved around with a fingertip and made bigger or smaller b … 続きを読む
カテゴリ 2008年10月号, 英語で読む日経サイエンス
「究極の血液検査」を受けてみた
いっぺんに250のバイオマーカーを調べて健康リスクを判定する血液検査サービスが米国で商品化されている。実際に試してみた。 めまいと吐き気が治まり始めたとき,私は大さじ2杯分の採血なんてたいした量じゃない … 続きを読む
マウスよさらば マルチタッチスクリーン
「マルチタッチスクリーン」を使えば,マウスやキーボードなしで効率よい共同作業を実現できそうだ。いずれマウスに代わってインターフェースの主流となる可能性を秘めている。 昨年に登場したアップルの携帯電話iP … 続きを読む
核燃料リサイクルを再考する
昨今,天然ガスや原油の価格がうなぎ登りに高騰し,化石燃料の燃焼による温暖化ガスの排出に対する人々の反対もますます強くなっている。そんな中,米国では再び原子力発電に注目が集まっている。だが,解決しなければならない問題が山 … 続きを読む
信頼のホルモン オキシトシン
人間どうしが社会的にうまく機能するには,信頼が不可欠だ。しかし,新たに知り合った人を信頼すべきかどうか,私たちはどのようにして決めているのだろうか? 脳で作られるオキシトシンという神経伝達物質が信頼を築くうえで重要な働 … 続きを読む
ルービックキューブを超えて 群論パズルを楽しむ
何百万人という人々が幾度も頭を抱えた「ルービックキューブ」。1980年代に世界中を席巻し,私たちを虜にした魅惑的なパズルだ。ルービックキューブを知らない人や1980年代を知らない人のために簡単に説明しておこう。ルービッ … 続きを読む
ゲノムが語る人類の拡散
ヒトとチンパンジーのDNAの違いは1~2%程度といわれるが,ヒトどうしでも0.1%程度の個人差がある。この差は現生人類が誕生してから現代までの変化の歴史を物語るものだ。この遺伝的な多様性から,現生人類が世界中にどのように … 続きを読む
自己組織化する量子宇宙
時間や空間はどのように現れたのだろうか? どのように4次元時空は形づくられ,私たちの世界の舞台となったのだろうか? その時空は,非常に小さなスケールではどのようにみえるのだろうか? こうした疑問の数々は「量子重力理論」 … 続きを読む

日経サイエンス 2008年10月号
物理学 自己組織化する量子宇宙 J. アンビョルン/J. ユルキウェイッツ/R. ロル 人類の起源 ゲノムが語る人類の拡散 G. スティックス 医学 躍進した乳がん治療 F. J. エス … 続きを読む
ケロロを救え〜日経サイエンス2008年10月号より
絶滅の危機に瀕する両生類を救う「箱舟」計画が始動 両生類は他のどの生物グループよりも速いペースで絶滅に向かっている。1980年以来,122の種が消滅したようだ。ざっと6000の現存種の半分が … 続きを読む
カテゴリ 2008年10月号, SCOPE & ADVANCE
長持ちする蚊よけ薬
虫よけ剤として最も広く使われているのはディート(DEET)という化合物(化学名はN,N-ジエチル-3-メチルベンズアミド)で,他の防虫剤の効果を評価する際の基準物質にもなっている。しかし最近,それより3倍以上も長持ちす … 続きを読む
カテゴリ 2008年10月号, SCOPE & ADVANCE