カテゴリ : 2009年12月号

特集:「起源」に迫る はじめのはじめに

 紀元前6世紀,ギリシャの政治家・哲学者タレスが,生き物と無生物すべてに共通する本質について,神学的な虚飾をあらかた剥ぎ取った説明を初めて提唱した。タレスは水が液体や気体,固体として存在しうることに注目し,物質の基本的な … 続きを読む

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宇宙の起源

 宇宙を生み,形づくったプロセスは何だったのか? 最新の宇宙論研究が究極の答えに迫りつつある    宇宙は空間的にも時間的にも大きく,人類史の大半において観測装置と想像を超えた存在だった。しかし20世紀,その状 … 続きを読む

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生命の起源

 最初の生命はどうやって誕生したのだろう? 2009年の春,英国発のニュースがこの難問に取り組んでいた研究者たちを大いに興奮させた。難関中の難関とされていたプロセスに,ついに答えが見つかったからだ。    現在 … 続きを読む

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知性の起源

 進化論を唱えたダーウィンは1871年に『人間の由来』の中で,人間と人間以外の動物の心の違いは「程度の差であって質の問題ではない」と述べた。後の学者たちも基本的にはこの見解を支持する立場を取っている。近年では,ヒトとチン … 続きを読む

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コンピューターの起源

 かつて「コンピューター」とは人間のことだった。18世紀,革命期のフランスでは,メートル法導入に伴う土地台帳の変更のために数十人が雇われて計算作業に当たり,膨大な数表を作成した。コンピューターとは,彼ら“計算人”を意味し … 続きを読む

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知ってる?「始まり」あれこれ

 すべての物事には始まりがある。それがいつどんな経緯で誕生したのか,疑問に思ったことはないだろうか? 例えば,自分自身について考えてみよう。私たちには目や耳,手足やさまざまな臓器がある。これらはみな人類の長い進化の過程で … 続きを読む

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In the Beginning / はじめのはじめに

A Greek statesman who lived in the sixth century B.C. put forward the first explanation, shorn of theological trappings, that captured the essence of all things living and inanimate. Thales of Miletus … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, 英語で読む日経サイエンス

2009年のノーベル賞決まる〜日経サイエンス2009年12月号より

昨年に続く日本人受賞はなかったものの,基礎と応用の光る成果に栄冠   【生理学・医学賞】  細胞の分裂に先立ってDNAの複製が行われるが,端から端までを完全に複製することはできない。このため,細胞分裂のたびに染 … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, SCOPE & ADVANCE

光を味わう〜日経サイエンス2009年12月号より

舌で“見る”視覚障害者向け装置が登場    神経科学者の故バキリタ(Paul Bach-Y-Rita)は1960年代,「私たちは脳で物を見ているのであって目で見ているのではない」と唱えた。最近,この考え方に基づ … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, SCOPE & ADVANCE

チップ上のゴルジ体〜日経サイエンス2009年12月号より

人工の細胞内小器官が初めて作られた    近年,染色体やリボソームといった細胞の主要部品の“合成版”が作られるようになった。最近では,ヒト細胞の「細胞内小器官」を模擬した初の実働プロトタイプが開発された。人工の … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, SCOPE & ADVANCE

日経サイエンス 2009年12月号

特集:「起源」に迫る   プロローグ はじめのはじめに  SCIENTIFIC AMERICAN編集部   宇宙論 宇宙の起源  M. S. ターナー   生物学 生命の起源  A. リカル … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, 雑誌

給仕長・帽子屋のたくらみ(問題)

帽子屋と三月ウサギとヤマネの3人組が,例のいつ果てるとも知れぬお茶会の準備をしていると,ハートのジャックが部下を連れて乗り込んできた。ジャックはテーブルを見回し,「なるほど,おあつらえ向きだ。女王陛下は,性格は悪いが目の … 続きを読む

カテゴリ 2009年12月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)