カテゴリ : 2023年12月号
When Dreams Foreshadow Brain Disease / パーキンソン病に先立つレム睡眠行動障害
Alan Alda was runNing for his life. The actor, best known for his role on the television series M*A*S*H, wasn’t on a set. This threat was real—or at least it felt that way. So when he saw … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, 英語で読む日経サイエンス
ゾンビ火災の実態〜日経サイエンス2023年12月号より
泥炭層でくすぶるのではなく,木の根が燃えている例が多いようだ 山火事のなかには地中に埋もれて消えないものがある。北半球の夏が終わるころには気温が下がり日も短くなって山火事は収束に向かうものの,この「ゾンビ火災」が地中で冬 … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, SCOPE & ADVANCE
長期保存の移植臓器をうまく解凍〜日経サイエンス2023年12月号より
金属微粒子と交代磁場で均一に加熱する 毎年,移植用に提供された多くの臓器が廃棄されている。臓器提供の連絡を受けた医師は適合するレシピエントを大急ぎで探すが,移植のスケジュールは時間単位で進み,多くの臓器が使えなくなる。最 … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, SCOPE & ADVANCE
The Long Shot / ついに登場 RSウイルスワクチン
For many people, an infection with respiratory syncytial virus, or RSV, is little more than a troublesome cold. But the virus poses a serious danger to young infants, older adults and immunocompromise … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, 英語で読む日経サイエンス
ボトルフリップ,見事な着地〜日経サイエンス2023年12月号より
SNSで流行中のこの遊びのおかげで,新たな流体力学的効果が見つかった よく弾むボールとペットボトル,高速度カメラを使った実験で,ボトル内の水を旋回させておくと,容器を落とした際の跳ね返りの高さを抑制できることがわかった。 … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, SCOPE & ADVANCE
深海魚の最深記録〜日経サイエンス2023年12月号より
水深8336mでクサウオを発見 日本近くの海溝を探査していた科学者チームが驚いたことに水深8336mで魚を見つけた。オタマジャクシのような姿のこの透明なクサウオ科の魚は,生存可能な最大深度で生きている例だと考えられる。 … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, SCOPE & ADVANCE
月探査機「SLIM」打ち上げ成功〜日経サイエンス2023年12月号より
5カ国目の月着陸を目指す日本の旅がついに始まった 日本の月探査機「SLIM」を搭載したH2Aロケット47号機は9月7日午前8時42分11秒,種子島宇宙センターから打ち上げられた。SLIMは打ち上げから47分33秒後に正常 … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, SCOPE & ADVANCE
気分屋ジョーカーとの勝負(問題)
前々号では,スペードのエースがチェスクラブの入会試験を受けるという話にお付き合いいただいたが,今号は,無事に入会を果たしたエースが,クラブ会員のひとりであるジョーカーとの対戦で手を焼いているという話を紹介しよう。 ジョー … 続きを読む
カテゴリ 2023年12月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
パーキンソン病征服を胸に研究とケアに全力投球:服部信孝
パーキンソン病の原因遺伝子を次々に発見 様々な神経変性疾患を少量の血液から判定 研究成果を集大成し新たな治療法探る 東京都文京区にある順天堂大学医学部附属順天堂医院の脳神経内科。外来には毎年約5000人のパーキンソン病患 … 続きを読む
サイズで色を制御 量子ドットのマジック
小学校の図画工作の時間に,私たちは絵の具を混ぜて新しい色を作る方法を学ぶ。しかし1種類の絵の具で7色の虹を描けと言われたら? 今年のノーベル化学賞の受賞者たちなら,いじわるなこの問題にすぐ答えを出せるだろう。「量子ドット … 続きを読む
電子を照らすアト秒の光
2023年のノーベル物理学賞は「物質中の電子ダイナミクスを研究するためのアト秒パルス光の生成に関する実験的手法」に対して,米オハイオ州立大学のピエール・アゴスティーニ(Pierre Agostini)名誉教授,独マックス … 続きを読む
mRNA医薬 基礎研究が開いた突破口
2023年のノーベル生理学・医学賞はmRNAワクチンの実現に貢献した2人の研究者に授与される。しかしその理由は「mRNAワクチンを開発したこと」そのものではない。ノーベル財団が発表した授賞理由はいつになく長文で,「新型コ … 続きを読む
ベルの不等式が問いかける 実在・局所性・自由意志
量子力学が語る世界像は,我々の日常的な感覚からはかけ離れている。なかでも想像しにくいのは,物体の基本的な性質を示す値が「測定によって立ち現れる」という点だろう。粒子の位置や運動量,光子の偏光,電子のスピンといった物理的性 … 続きを読む
世界は局所的かつ実在的,ではない
この半世紀における最も衝撃的な発見の1つは,私たちの住む世界が局所的かつ実在的であるという,これまで当然とされていた前提が覆ったことである。ここでいう「実在」とは,物体が観測とは無関係に確定した性質を持つ,という意味だ。 … 続きを読む