カテゴリ : 2023年7月号

The Neurobiology of Love / 愛情の神経生物学 なぜ浮気をしないのか

The prairie vole is a small Midwestern rodent known for shacking up and settling down, a tendency that is rare among mammals. Mated pairs form bonds, share a nest and raise young together. In the lab … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, 英語で読む日経サイエンス

妊娠高血圧腎症の予測〜日経サイエンス2023年7月号より

2種類のタンパク質を指標に重症化のリスクを評定する 妊娠期によく見られる病気のひとつ,妊娠高血圧腎症については,数多くの研究が行われたにもかかわらず,まだ謎が多い。この病気は危険な高血圧が特徴で,米国の妊婦の約5%に発症 … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, SCOPE & ADVANCE

The Coming Collapse / 終末の南極氷河 スウェイツ

On December 26, 2019, Erin Pettit trudged across a plain of glaring snow and ice, dragging an ice-penetrating radar unit the size of a large suitcase on a red plastic sled behind her. The brittle snow … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, 英語で読む日経サイエンス

新型コロナを切るハサミ〜日経サイエンス2023年7月号より

人工酵素でウイルスのゲノムを切断して増殖を抑える。他の病原体にも応用可能 COVID(新型コロナウイルス感染症)を引き起こすウイルスのRNAゲノムを選択的に切断する人工酵素が開発された。新技法は在来技術にあった重要な問題 … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, SCOPE & ADVANCE

ソフトロボットの堅固な未来〜日経サイエンス2023年7月号より

ぐにゃぐにゃのソフトロボットが自ら成長の道を歩み始めた 生物のように繊細で柔軟な素材で作られたソフトロボットは,重たい金属ボディーの在来型をしのぐ可能性を持っている。他の惑星をより巧みに探査し,深海の生物をそっと採集し, … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, SCOPE & ADVANCE

ChatGPTが問う未来〜日経サイエンス2023年7月号より

様々な課題をこなす汎用AIの片りんを見せ,社会を大きく変えつつある 米オープンAIの対話型人工知能(AI)ChatGPTから目が離せないのは,これが従来のAIとは異質の万能型「汎用AI」の片りんを見せているからだ。その基 … 続きを読む

カテゴリ 2023年7月号, SCOPE & ADVANCE

公平に分ける

暑いときに温かいルイボスティーを飲むのも悪くない,と間瀬真知香(ませ・まちか)はカップを手にした。何戸家奈留沙(なんとか・なるさ)と夏太(なつた)がいつものように元気よく部屋に入ってきたので,こう始めた。 「おはようござ … 続きを読む

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月着陸 成功まであと一歩 チャレンジは続く:氏家亮

民間企業では初の月面着陸に挑んだ 地球と月結ぶ経済圏を構想 失敗経験を糧に捲土重来期す 民間企業初の月着陸に挑戦して注目を集めた日本発のスタートアップispace(アイスペース)。着陸には失敗したが着陸態勢をとるまでは順 … 続きを読む

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光合成はもうやめた 末次健司が語る多様性の謎

約30万種といわれる植物の中には,光合成をやめて植物らしさを捨てた植物さえいるという。菌類から一方的に栄養を奪い,競争相手が少ない森の暗がりに進出することに成功した。こうした大胆な進化を実現するには多くの壁がある。葉を退 … 続きを読む

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葉の形はどう決まるのか

光合成をして生きる植物にとって,葉はなくてはならない存在だ。いかに効率よく光を浴び,より多くの有機物を生産するか。長い進化の歴史のなかで,植物は多様な葉の形を編み出してきた。例えば,ヒマワリは幅が広い大きな葉をつけて,イ … 続きを読む

カテゴリ 01制御用, 2023年7月号, 記事

新種誕生の現場

スイスの山あいにある静かな村に,世界中の進化学者たちが熱い視線を送っている。森林の開拓でタネツケバナの新種が誕生し,今もなお進化を続けているからだ。植物は環境の変化にどのように適応し,多様化してきたのか。新種が誕生した現 … 続きを読む

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植物学の空白地帯 ミャンマーを行く

ドドドドド……ド。規則正しいエンジン音が止まり,船が静かになった。浅瀬が続いて,これ以上先には進めないためだ。乗り込んでいた研究たちはここで船を下りる。荷物を海水に濡らさぬよう気をつけながら,ざぶり,ざぶり。一歩ずつ海の … 続きを読む

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特集:進化する植物愛

誰も見たことがない植物の姿を求めて,植物学者は世界中どこへでもフィールドワークに出掛ける。その原動力となるのは昔も今も,ただならぬ植物への愛情と学問への情熱だ。現在放映中の朝ドラ『らんまん』では,実在の植物学者・牧野富太 … 続きを読む

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植物監修 田中伸幸に聞く 『らんまん』で知る植物学今昔

4月から放送が始まったNHKの朝ドラ『らんまん』は,植物学に没頭する研究者の生きざまを描く異色のストーリーが特徴だ。神木隆之介が演じる主人公の槙野万太郎は,幕末の土佐・佐川の町に造り酒屋の当主として生まれた。ところが大の … 続きを読む

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ハーバリウムに生きる 100年後の牧野標本

植物学者,牧野富太郎(1862–1957)は生涯にわたって標本の収集を続けた。自身で行った採集だけでなく,牧野が設立に関わった各地の植物愛好会からも続々と標本が牧野の元へ寄せられた。東京・練馬にあった牧野の家は標本で溢れ … 続きを読む

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