カテゴリ : 2023年2月号
水分子のネットワーク〜日経サイエンス2023年2月号より
分子の2種類の配置を直接撮影して長年の理論を裏づけた 電気分解による水素の生産から次世代の燃料電池まで,効率的な水素エネルギー技術を現実のものにするには,水中を個々の水素原子がどのように移動しているかを正確に知る必要があ … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, SCOPE & ADVANCE
イルカの名前〜日経サイエンス2023年2月号より
個体識別用の鳴き声の多様性が詳しく調べられた イルカの鳴き声に「シグネチャーホイッスル」と呼ばれるものがある。仲間に自分を識別してもらい,自分に関する情報を仲間に伝えるために使う“名前”のようなもので,これまで調べられて … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, SCOPE & ADVANCE
The Bounty of “Empty” Space / 真っ暗な領域に宝の山 ディープフィールド観測
This past July astronomers working with the James Webb Space Telescope (JWST) released the deepest astronomical image ever obtained, leaving the world in awe. Against the background of a galaxy cluste … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, 英語で読む日経サイエンス
Breaking Cosmology / 宇宙論を揺るがす黎明期の銀河
Rohan Naidu was at home with his girlfriend when he found the galaxy that nearly broke cosmology. As his algorithm dug through early images from the James Webb Space Telescope (JWST) late one night th … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, 英語で読む日経サイエンス
地質活動が微生物をミックス〜日経サイエンス2023年2月号より
岩が割れると微生物集団が一変 地下1000mを超える場所でも,地球は微生物であふれている。長い間,帯水層や地熱井に生息するこうした地下の微生物集団に生態学的な変化はほとんど見られないだろうと考えられてきた。だが最近の研究 … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, SCOPE & ADVANCE
共食い行動を誘うもの〜日経サイエンス2023年2月号より
個体密度が重要な因子らしい 互いをのみ込むアメーバから子グマを食べるホッキョクグマまで,共食いは自然界に広く見られる。だが,これは食物を得る方法としてはリスキーだ。同じ種の動物は体を守る免疫の仕組みが似ており,共食いを通 … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, SCOPE & ADVANCE
星の衝突が生んだレアアース〜日経サイエンス2023年2月号より
爆発時の光から合成された元素の種類を特定した 東北大学の田中雅臣准教授と大学院生の土本菜々恵さんらの研究チームは,高密度の星が衝突した際にできたレアアース(希土類)を初めて特定した。衝突時の爆発で発生した光を詳しく解析し … 続きを読む
カテゴリ 2023年2月号, SCOPE & ADVANCE
次世代太陽電池の普及へ 技術基盤の整備に注力:村上 拓郎
日本で発明されたペロブスカイト太陽電池 課題の耐久性向上へ新材料開発に取り組む 専用設備を整え実用化へ研究を加速させる ペロブスカイト太陽電池は脱炭素社会実現のカギを握るキーテクノロジーだ。現在の太陽電池が抱えるコストや … 続きを読む
京都帝国大学花山天文台(中)
京都の町並みを一望する東山三十六峰の1つ,清水山(きよみずやま)のすぐ隣の花山山(かざんやま)に,京都大学の前身である京都帝国大学が昭和4年(1929年)に創設した花山天文台がある。当時の主要な建物と望遠鏡は現存し,研究 … 続きを読む
書き下ろし宇宙SF「にくづきにくら」
月面地下の溶岩洞に設置された国立大学共同利用機関法人・低重力研究所。通称,低重研。そこでは,地球の1/6しかない月の低重力環境を生かした,あるビジネスが試みられていた。移植用の再生臓器の培養である。ところがある晩,ひとり … 続きを読む
民間月着陸船「HAKUTO-R」打ち上げ成功
2022年12月11日16時38分(日本時間),日本発の宇宙ベンチャーispace(アイスペース)が進める月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月着陸船が打ち上げられた。米スペースX社のファルコン9に搭載した着陸船は, … 続きを読む
有人月面探査 アルテミス計画始動
人類を再び月に送る国際共同の「アルテミス計画」が本格的に動き出した。米航空宇宙局(NASA)は去る11月16日(日本時間,以下同),大型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の初号機をケネディ宇宙センターから … 続きを読む
小惑星リュウグウから火星のフォボスへ
探査機で太陽系の天体に旅をして現地の砂や岩を持ち帰る「サンプルリターン」は,日本が世界をリードする宇宙探査手法だ。2010年に探査機「はやぶさ」が小惑星イトカワから微量の微粒子を持ち帰ってその可能性を示し,後継の「はやぶ … 続きを読む
見慣れた宇宙の新たな景色
ジェームズ・ウェッブ望遠鏡が明らかにしているのは,遠い宇宙だけではない。おなじみの天体について,これまで見えなかった詳細が浮かび上がっている。そのなかから,木星とファントム銀河の通称で知られるM74,海王星の驚きの姿を紹 … 続きを読む