カテゴリ : 2022年9月号
スーパーゲルを簡単に製造〜日経サイエンス2022年9月号より
丈夫で導電性もある「イオノゲル」を容易に作り出す新手法 柔軟で弾力性のあるハイドロゲル材料は,ソフトコンタクトレンズからフルーツゼリーまで実に多くの分野に使われているが,構造は共通している。高分子の鎖が絡み合った網目構造 … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, SCOPE & ADVANCE
外国語は子供のように学べ〜日経サイエンス2022年9月号より
理詰めで考えるのは無益らしい 子供はたいてい大人よりも容易に新たな言語を習得するが,その理由ははっきりしていない。ある仮説は,言語の把握には微妙なパターンを無意識に吸収する必要があり,大人は意識的に推論する … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, SCOPE & ADVANCE
Spying on Your Emotions / あなたの内面を探る感情認識AIの危うさ
In Liverpool, England, at a February 2020 conference on the rather unglamorous topic of government purchasing, attendees circulated through exhibitor and vendor displays, lingering at some, bypassing … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, 英語で読む日経サイエンス
ビタミン地図〜日経サイエンス2022年9月号より
微量栄養素欠乏のリスクをAIが衛星画像から割り出す 3億4000万人の子供を含め,世界で20億人以上は微量栄養素の摂取が不足している。このビタミンとミネラルの欠乏は,健康に重大な影響をもたらす恐れがある。だ … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, SCOPE & ADVANCE
空飛ぶカエル〜日経サイエンス2022年9月号より
「パラシュートフロッグ」の滑空が遺伝子解析と実験で明らかに 東アジアのジャングルにはとんでもなく高いジャンプをするカエルがいる。「パラシュートフロッグ」と呼ばれるこの命知らずのカエルは,木のてっぺんからジャ … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, SCOPE & ADVANCE
Chemistry’s Quantum Future / 量子コンピューターが化学研究を変える
In my career as a chemist, I owe a huge debt to serendipity. In 2012 I was in the right place (IBM’s Almaden research laboratory in California) at the right time—and I did the “wrong” thing. I … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, 英語で読む日経サイエンス
“DeSci”は科学を変えるか?〜日経サイエンス2022年9月号より
研究者と投資家が直につながる独立性が売りだが,課題もまだ多い 一部の巨大なIT企業に依存しない“分散型”のインターネットを目指す「Web3」の概念を科学に生かす取り組みが欧米で始まった。暗号資産にも使われるブロックチェー … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, SCOPE & ADVANCE
ガラガラ争奪抽選(問題)
羊の老婆が経営している雑貨屋に珍しいガラガラが入荷したという噂が流れてきた。「珍しいと言ったって,たかがガラガラでしょ」とアリスは思ったが,やはりちょっと興味を惹かれて雑貨屋にやって来た。そして店の中を覗いて驚いた。い … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
脱炭素の切り札 人工光合成で未来を拓く:瀬戸山 亨
三菱ケミカル・トヨタ・東大などのジャパン連合 380億円投資で日本独自の技術を開発し世界輸出目論む 新しい化学産業の姿を社会に示す 植物をまねて,太陽光をエネルギーに水と二酸化炭素(CO2)から酸素と化学原料を作る「人工 … 続きを読む

花王、SDGs時代の科学を解説 〜豊島岡女子学園生、洗剤の界面活性を体験
洗剤の主要成分、界面活性剤のSDGs(持続可能な開発目標)時代を踏まえた役割を学ぶ特別講義が2022年6月、豊島岡女子学園中学校・高等学校(東京都豊島区)で開かれた。花王の研究員が、活性剤の働きで油汚れを落とす仕組みを実 … 続きを読む
カテゴリ 2022年9月号, 中高生が学ぶ サイエンス講義
第2の天然痘になるか 広がるサル痘
発熱や皮膚の発疹などを引き起こすサル痘は,英オックスフォード大などが運営するデータベース「Our World in Data」によれば7月20日の時点で64の国と地域で感染者が1万5000人を上回った。病原性は必ずしも高 … 続きを読む
先進国で意外な増加 日本脳炎・デング熱・マダニ感染症
オーストラリアにおける日本脳炎のアウトブレイクに,ブラジルやシンガポールでのデング熱の大流行。これらは全て,2022年の今,現在進行形で起きている感染症だ。かつて20世紀の終わりごろには,衛生環境の向上と医学の発展で先進 … 続きを読む
特集:再来する感染症の脅威
5月に英国で感染者が見つかって以降,サル痘の流行は現在も拡大の一途を辿っている。サル痘はアフリカ大陸内で数十年にわたって流行してきた感染症だが,世界規模で流行するのは今回がはじめてだ。サル痘と天然痘の病原体は近縁で,サル … 続きを読む
必須遺伝子の機能を特定 創薬を加速する新手法
「核心になかなか迫れない」。国立遺伝学研究所教授の鐘巻将人は悩んでいた。当時,大阪大学の助教だった鐘巻は,細胞がDNAを複製する仕組みを研究していた。だが,重要なタンパク質ほど解析が難しいというジレンマを抱えていたのだ。 … 続きを読む