カテゴリ : 2021年7月号

The Pandemic We Forgot / 忘れられたパンデミック スペイン風邪の集合的記憶

In 1924 Encyclopædia Britannica published a two-volume ­history of the 20th century up to that point. More than 80 authors—professors and politicians, soldiers and scientists—contributed chapter … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, 英語で読む日経サイエンス

拒絶反応を血液検査で検知〜日経サイエンス2021年7月号より

心臓移植患者の血中に放出されたドナー由来のDNAを追跡する  心臓移植は手術を受けるだけでも大変だが,数カ月後に免疫系が移植臓器を攻撃し始める場合があり,そうなると致命的だ。医師は拒絶反応の兆候である炎症をチェックするた … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, SCOPE & ADVANCE

この血痕の主は誰だ?〜日経サイエンス2021年7月号より

人間の血か動物のものかを分光法と機械学習で素早く判定  眠気と戦いながら車を運転していて暗い道でドンという大きな音を聞き,後でバンパーに小さな血痕を見つける。あるいは警察が犯罪現場で,ごく小さいが疑わしい血痕を発見する。 … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, SCOPE & ADVANCE

The Curious Science of Chondrules / 惑星の種 コンドリュール

The toaster-sized capsule hit our atmosphere at 12 kilometers per second, enduring temperatures of 3,000 degrees Celsius during its fiery descent before deploying a parachute to slow its velocity. It … 続きを読む

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泥火山のメカニズム〜日経サイエンス2021年7月号より

ロクバタンという山が例外的に活発である理由   溶岩を吐き出すものだけが火山ではない。なかには泥を噴出する火山がある。それも大量に。泥火山(でいかざん)と呼ばれるタイプだ。大半はたまに小さな泥の塊を噴き上げるだ … 続きを読む

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タイタンの深い海〜日経サイエンス2021年7月号より

土星最大の衛星の最大の海は高層ビルを呑み込む深さがあるようだ   土星の衛星タイタンは太陽系では地球以外で唯一,液体をたたえた湖や海が表面に存在することが知られている場所だ。それらの特徴は科学者の強い関心の的と … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, SCOPE & ADVANCE

妊娠中の運動が子の肥満を防ぐ〜日経サイエンス2021年7月号より

運動がお腹の子どもに与える影響の 分子メカニズムが見えてきた  肥満や糖尿病の女性から生まれた子は将来,母と同じ悩みを抱える可能性が高いことが,多くの疫学調査から示されている。肥満や糖尿病の改善には運動が効果的だが,妊娠 … 続きを読む

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海軍観象台・帝国大学東京天文台跡 日本経緯度原点(上)

 東京の麻布飯倉,ロシア大使館の横を入った突き当たりに開けた緑地があり,石造りの台が置かれている。約150年前の明治時代初め,ここに日本初の近代的な天文台が海軍によって建設され,後には帝国大学に移管されて東京天文台となっ … 続きを読む

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サミットでの席順(問題)

 不思議の国の周辺には鏡の国を含め奇妙な国が複数ある。それらの国々の相互関係は,地球の国々と異なり,これといった国境紛争や民族対立などもなく平和で友好的であるのだが,普段はあまり交流のない国どうしも少なくない。そこで,経 … 続きを読む

カテゴリ 2021年7月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

「接ぎ木」のスペシャリスト食料問題の解決目指す:野田口理孝

同じ科に属する植物同士でないと不可能と考えられてきた「接ぎ木」 別の科の植物ともくっつく “接ぎ木の万能植物”を見つけ,常識を覆した 新品種の開発などを通じて食料問題の解決に貢献しようとしている 植物は動物のような脳神経 … 続きを読む

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はやぶさ2計画 リュウグウのサンプルから原始太陽系に迫る

探査機「はやぶさ2」計画の最終段階となる小惑星「リュウグウ」のサンプルの初期分析が2021年6月から本格的に始まる。サンプル総量は5.4gで,これは最低必要量の50倍超になる。分析には14カ国109大学・研究機関の269 … 続きを読む

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惑星の種 コンドリュール

隕石のほとんどに含まれる小さな球状粒子「コンドリュール」は45億年以上前に形成されたとみられるが,その形成プロセスに関する科学者たちの見解は一致していない。コンドリュールは原始太陽系星雲から形成されたとする説と,惑星形成 … 続きを読む

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特集:太陽系誕生の謎を探る

 探査機「はやぶさ2」の地球帰還から約半年,小惑星「リュウグウ」のサンプル分析がいよいよ本格的に始まる。太陽系の誕生と進化,生命の起源の解明に期待がかかる。特に隕石学者が注目するのは惑星形成のタネになったとの説もある微小 … 続きを読む

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ウイルスの“化石”ががんを抑える

人類はその進化の歴史の中で,何度もウイルスの攻撃を受けてきた。我々のDNAには,太古の昔に霊長類の祖先に感染した,ある種のウイルスの遺伝子配列の痕跡が刻まれており,これを「内在性レトロウイルス」(ERV)と呼ぶ。今はもう … 続きを読む

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あなたの中にいる380兆個のウイルス

2020年,世界の何百万もの人々が他人と距離を置いて新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)との接触を避けるために生活様式を根本的に変えた。しかしソーシャルディスタンスをとっていても,SARS-CoV-2以外のウイルス … 続きを読む

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