カテゴリ : 2021年1月号
嫌気呼吸で金属化合物合成〜日経サイエンス2021年1月号より
期待の電子材料を嫌気性細菌の力で作り出す 一部の細菌が嫌気的に,つまり酸素なしに呼吸できることは100年以上前から知られていたが,有用な物質を作るのにこの特性を利用する研究が始まったのは比較的近年のことだ。 … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE
The Origin of Us / 人類の起源を求めて 様変わりした進化史
In 1859, 14 years after the founding of this magazine, Charles Darwin published the most important scientific book ever written. On the Origin of Species revolutionized society’s understand … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, 英語で読む日経サイエンス
皮膚に描き込むセンサー〜日経サイエンス2021年1月号より
安価なウエアラブル健康モニターをペンとインクで皮膚にお絵描き 数枚の型紙と3本のペンというと,子供のお絵描き用具に思える。だが,最近の研究者はそうした道具を使って,人間の皮膚に実用的な健康センサーを直接描き … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE
The Information Manipulators / 革新をもたらしたテクノロジー 予想外の要件
It is a truism among scientists that our enterprise benefits humanity because of the technological breakthroughs that follow in discovery’s wake. And it is a truism among historians that the relatio … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, 英語で読む日経サイエンス
波に乗る寄生虫〜日経サイエンス2021年1月号より
大型ハリケーンが海水をかき混ぜて寄生虫の個体群に影響 2017年,ある研究チームがバージン諸島とプエルトリコの間に広がるターコイズブルーの海でそのシーズンのフィールド調査を終えた直後,大型ハリケーンが相次い … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE
コウモリの大声は訴える〜日経サイエンス2021年1月号より
狩りに必要な反響定位音を出すのが追いつかなくなる恐れ コウモリは毎晩,安全なねぐらを離れて食物を探しに出なければならない。これにはエネルギーがいる。そもそも,狩りに費やしたエネルギーをまかなうのに十分な量の … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE
離れた時計で時刻合わせ〜日経サイエンス2021年1月号より
情通機構が成功,天体電波を活用 時間や時刻の基準になる超精密時計同士を,数億光年かなたの天体から届く電波で比較することに情報通信研究機構(NICT)が成功した。人工衛星や光ファイバー回線を使わず,遠く離れた … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, SCOPE & ADVANCE
球を収納するケース(問題)
アリスが久しぶりに鏡の国の白の騎士を訪ねようと彼の工房にやって来た。中から声がするのでこっそりと覗き込むと,大工とセイウチが来ていて,何やら3人で議論している。 白の騎士が言う。「うーむ。そんな奇妙な条件を満たすのは … 続きを読む
カテゴリ 2021年1月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
宇宙の謎“ブラックホール”(再掲)
本記事は2020年のノーベル物理学賞を受賞することが決まったペンローズ(Roger Penrose)が,1972年にSCIENTIFIC AMERICANに寄稿した記事の和訳である。今回の授賞理由になったブラックホールの … 続きを読む
ニュートリノ観測を牽引 宇宙誕生の謎に迫る:市川温子
素粒子ニュートリノを観測するT2K実験の牽引者 装置を工夫し「CP対称性の破れ」の実証を目指す 宇宙誕生の謎を解き明かそうとしている なぜ我々の宇宙は物質でできていて,対になる反物質は存在しないのか。その謎 … 続きを読む
SCIENTIFIC AMERICAN歴史秘話
高名な物理学者ベーテが水素爆弾について解説した記事が国家機密に触れるとして発禁処分に。ニューヨーク初の地下鉄はSCIENTIFIC AMERICAN編集長で発明家でもあったアルフレッド・ビーチが秘密裏に建設した圧搾空気 … 続きを読む
科学を語る言葉 テキスト解析が示す変遷
SCIENTIFIC AMERICANは科学をどのように伝えてきたのか? 同誌編集部は創刊 175年周年を機に,これまでの総計5000号を超える20万ページ近い誌面に印刷された1億1029万2327語にのぼるテキストを専 … 続きを読む
感染症との終わりなき戦い コレラから新型コロナまで
20世紀,感染症の予防と治療は劇的に進歩した。米国人の平均余命は47歳から76歳へと飛躍的に延び,天然痘は撲滅され,ポリオは激減した。専門家は,感染症との戦いは将来「退屈なものになる」と予測した。 だが予測は外れた。19 … 続きを読む
過去の偏見を検証する
SCIENTIFIC AMERICANの長い歴史のなかには,まったくひどい記事もあった。同誌編集部は創刊175周年にあたり,過去記事を調べて最も代表的な過ちの例を探し出した。“科学の装い”がときに誤用され,男女差別や人 … 続きを読む
革新をもたらしたテクノロジー 予想外の要件
電気や通信,原子力,ロケット,コンピューターなどの技術革新は,物質とエネルギーに関する近代の科学的知見がベースになっている。ただ,社会に与えたインパクトや,当初の期待通りに進展したかどうかは一律ではない。民間主導で開花し … 続きを読む