カテゴリ : 2019年7月号
重金属入りビール!?〜日経サイエンス2019年7月号より
珪藻土を用いる濾過法によって微量の重金属が混入する可能性 ビールやワインを飲んで得られるのは快い陶酔だけではないようだ。微量の重金属が含まれているかもしれない。重金属は体内に蓄積して健康を害する恐れがあるた … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, SCOPE & ADVANCE
The Weather Amplifier / 異常気象の多発を読み解く
Consider the following summer extremes: In 2003 Europe’s worst heat wave in history killed more than 30,000 citizens. In 2010 wildfires in Russia and floods in Pakistan caused unprecedented damage a … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, 英語で読む日経サイエンス
音声を解読する神経信号〜日経サイエンス2019年7月号より
思考内容を合成音声で出力する技術に一歩 筋萎縮性側索硬化症(ALS)や脳幹の梗塞など,麻痺を引き起こす神経疾患は多くの場合,発話の能力も奪う。そうした患者の一部は支援技術を使ってキーボードを操作し(物理学者 … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, SCOPE & ADVANCE
できるロボット〜日経サイエンス2019年7月号より
シミュレーションを通じて歩き方を事前に学習した四足ロボット 歩き,走り,物をつかめるようにロボットをプログラミングするのは一苦労なので,ロボットが自分で学習してくれるほうが望ましい。しかし実際のロボットを試行錯誤で学習さ … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, SCOPE & ADVANCE
Shock and Awe / デンキウナギの必殺技
It’s no secret that electric eels stun their prey—accounts of such occurrences date back centuries. But unless you work security on the starship Enterprise, “stun” is a vague t … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, 英語で読む日経サイエンス
コウイカは夢を見る?〜日経サイエンス2019年7月号より
レム睡眠に似た行動が観察された コウイカはカムフラージュの名人として知られるだけでなく,交尾相手を惹きつけ獲物を幻惑させる万華鏡のようなディスプレイでも有名だ。イカやタコと同じ頭足類に属するこの動物は,無数 … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, SCOPE & ADVANCE
ネコは自分の名前を聞き分ける〜日経サイエンス2019年7月号より
似た響きの単語と区別している ネコが人間に無頓着なのは周知の通り。ほぼすべての飼い主が,名前を呼んでも無視されると証言するだろう。だが最近の研究は飼いネコが自分の名前を確かに聞き分けていることを示している。 … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, SCOPE & ADVANCE
いつまで続く? 巴戦(問題)
春は物言う花たちも満開で,鏡の国の花園はさぞかし美しいだろうと思ってアリスが散歩にやって来た。確かにスミレやポピーがそこかしこで咲き乱れているのだが,花たちの会話や独り言でかしましいことこの上ない。アリスはたちまちうん … 続きを読む
カテゴリ 2019年7月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
離散数学で若手輩出 次は基礎研究の強化:河原林健一
数学と情報科学にまたがる分野で国際的な評価を獲得 20代や30代の若手研究者の育成で手腕を発揮した 基礎研究に打ち込み社会の基盤づくりを目指す 数学と情報科学にまたがる分野は日本が弱いとされて … 続きを読む
銀河中心の巨大ブラックホールを観測
地球サイズの口径を持つイベント・ホライズン・テレスコープの観測によって,銀河中心に巨大ブラックホールが存在することが確証された。 銀河中心でまばゆく輝きジェットを噴出する「活動銀河中心核」の正体が,活発に活動する巨大ブラ … 続きを読む
地球サイズの電波望遠鏡で一般相対論を検証
世界各地の電波望遠鏡を連携させて地球サイズの口径の望遠鏡「イベント・ホライズン・テレスコープ」を実現,約5500万光年彼方にあるM87銀河の中心部を観測した。それによって史上初めて,光のリングで縁取られたブラックホールの … 続きを読む
特集 ブラックホール撮影成功
光のリングに縁取られた暗黒の天体──。先ごろ東京や米ワシントンなど世界6カ所同時にブラックホールの撮影成功が発表された。アインシュタインの一般相対性理論でブラックホールが予言されて以来100年,光さえ出られないというブラ … 続きを読む
認識能力の起源を探る
私たちには生まれた時から,誰に教わらなくてもできることがたくさんある。顔の認識はその1つだ。赤ちゃんがまわりの大人の顔をじっと見つめるのは,目に映る景色の中から顔を検出できている証拠だ。顔認識のプログラムを内蔵したスマー … 続きを読む
ヒトはどう見分けているか
私たちは顔をどのように識別しているのだろう。著者らは以前,下側頭葉皮質と呼ばれる脳領域にある6個の「顔パッチ」がネットワークをなして顔の識別を行っていることを,マカクザルを使ったfMRI実験で発見していた。そして最近,著 … 続きを読む
特集:顔 その役割と進化
誰に教わることもなく,顔を見分けられる私たちヒトの認識能力。その能力は一体いつ備わったのだろうか。最近の動物行動学の研究によれば,魚類がその謎を解くカギを握っている。野生の魚類の観察からは,生存戦略の上で顔認識が持つ意味 … 続きを読む