カテゴリ : 2018年9月号

What Is Spacetime? / 時空とは何か

People have always taken space for granted. It is just emptiness, after all—a backdrop to everything else. Time, likewise, simply ticks on incessantly. But if physicists have learned anything from t … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 英語で読む日経サイエンス

トリヴァース=ウィラード仮説の証拠〜日経サイエンス2018年9月号より

青とピンクのリュックサックの販売データを解析   親は状況によって,どちらか片方の性別の子供を優遇する傾向にある──というのが,進化生物学の教えだ。最近,色別のリュックサックの売り上げデータを使った研究によって … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

窒素源としての堆積岩〜日経サイエンス2018年9月号より

植物を支えるこの元素について,大きな供給源が見落とされていた   これまで,土壌中の窒素はほぼすべて,大気中の窒素が微生物によって固定されるか雨水に溶け込むかして,大気から直接もたらされたものだと考えられてきた … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

The Unlikely Triumph of Dinosaurs / 覇者への意外な道

When I was a teenager at the turn of the millennium, right around the time I became smitten with fossils, the Field Museum in Chicago dismantled its Brachiosaurus and installed a Tyrannos … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 英語で読む日経サイエンス

微生物の起源に新たな光〜日経サイエンス2018年9月号より

細菌と古細菌が分岐した理由は? 合成微生物が従来説に疑問   進化論によると,何十億年も前,地球上の全生物の共通祖先である単細胞生物が細菌と古細菌に分かれた。最近,この2つのドメインの特徴を併せ持つ微生物が遺伝 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

「チバニアン」認定へ前進〜日経サイエンス2018年9月号より

千葉県市原市の地層,年内にも天然記念物に指定へ   地磁気が約77万年前に逆転した痕跡を残す千葉県市原市田淵の地層について,国の文化審議会は6月15日,天然記念物に指定し保護を図るよう林芳正・文部科学相に答申し … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

「はやぶさ2」リュウグウに到着〜日経サイエンス2018年9月号より

間近で見た小惑星は予想外の姿をしていた   IMAGE:JAXA、東京大学、高知大学、立教大学 名古屋大学、千葉工業大学、明治大学、会津大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所 探査機「はやぶさ2」が6月27日 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, SCOPE & ADVANCE

リーフラー時計

 国立天文台には身の丈ほどもある古風な振り子時計が3台,役目を終え眠りについている。ドイツのリーフラー社が製造したので「リーフラー時計」という。かつては,この時計の針の動きが日本の時刻のおおもと(日本標準時)だった。明治 … 続きを読む

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正多角形を小さくたたむには?(問題)

 アリスと白の騎士が大工を久々に表敬訪問すると,大工は何やら渋い顔をして考え込んでいた。そばでセイウチもお付き合いで頭をひねっている。  「おお,ちょうどいいところに来てくれた」と大工。「相談だが,実は赤の王室から金属フ … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

超電導量子ビットを創始 100ビットを目指す:中村泰信

世界中が競って開発する超電導量子コンピューターの 最初の素子を生み出したパイオニアは 100量子ビットの高精度な制御を目標に掲げる   いま,世界中で期待が沸騰している量子コンピューター。多種多様なハードウエア … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

むかわ竜が明かす日本の恐竜最盛期

大型の脊椎動物1個体の全身がわかる骨格というのは,なかなか見つかるものではない。それだけに,昨年公開された恐竜「むかわ竜」の全身骨格は,人々の度肝を抜いた。恐竜が繁栄を極めた白亜紀末の恐竜としても,また植物食恐竜としても … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

ファルコンズ・アイ小林快次に聞く 恐竜の大進化

脊椎動物の進化史において,恐竜は巨大化,鳥化,多様化という3つの大進化を完成させたとんでもない存在である。国内外のフィールドで多くの恐竜化石を発見,同定し「ファルコンズ・アイ(はやぶさの目)」の異名を取る北海道大学准教授 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

覇者への意外な道

1億5000万年以上にわたって地球を支配していた恐竜。彼らはスピードや敏捷性,代謝,知能の面で非常に優れていたので,出現するや否やライバルを打ち負かして世界中に広がったとするのが従来の見方だ。だが,新たな化石の発見と解析 … 続きを読む

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特集:恐竜大進化

恐竜は最初から地上の覇者だったわけではない。2億3000万年前の三畳紀中ごろに登場してから数千万年は体も小さく,大型の爬虫類や,後にワニに進化する主竜類の狭間でひっそりと生きていた。だが三畳紀末期の地殻変動で上位陣が絶滅 … 続きを読む

カテゴリ 2018年9月号, 記事

知りうることに限界はあるか?

 研究に熱中していてしばしば見逃されるのは,科学の方法が調査対象の系との相互作用を必要とするという事実だ。私たちは系の振る舞いを観測し,その特性を計測し,系をよりよく理解するために数学的あるいは概念的なモデルを構築する。 … 続きを読む

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