カテゴリ : 2017年11月号
皮膚をまねた日焼け止め〜日経サイエンス2017年11月号より
合成メラニンの微粒子が皮膚細胞を内側からガード 夏の暑い盛り,太陽の紫外線から皮膚を守ろうと,日焼け止めクリームをこってり塗らなければと感じる人が多いが,こうした危険な光線を遮る新たな方法が見つかったようだ … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, SCOPE & ADVANCE
Cancer Killers / CAR-T細胞でがんを攻撃
Tumor immunologists have known for decades that the immune system can be an important ally in the fight against cancer. Most early attempts to recruit its potential proved disappointing, however. It t … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, 英語で読む日経サイエンス
宵っ張り遺伝子〜日経サイエンス2017年11月号より
体内時計に影響する遺伝子変異が夜型人間を生み出しているようだ 真夜中を過ぎてもどうしても寝つけない人がいる。その結果,起床時間をずっと遅らせないと休まらない。こうした夜型人間は睡眠相後退障害(DSPD)とい … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, SCOPE & ADVANCE
Cassini at Saturn / カッシーニの土星探査13年
Some evening when Saturn is high in the sky and the night is clear and dark, take a look through a backyard telescope. When you have had your fill of the planet’s awe and beauty, search online for … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, 英語で読む日経サイエンス
太古の地球を月に探る〜日経サイエンス2017年11月号より
初期地球の大気や生命の手がかりが月の土に埋もれているようだ 日本の月周回探査機「かぐや」(正式名はSELENE)が驚きの発見をもたらした。地球から月にやってきた酸素だ。この酸素は地球の太古の大気に関する歴史 … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, SCOPE & ADVANCE
オマーンで古代のマントルを掘削〜日経サイエンス2017年11月号より
海底マントル掘削の予行演習を兼ね,「ちきゅう」船上でコアが分析された アラビア半島オマーンの山岳地帯を構成する陸塊は,約1億年前には海底にあった。その後の地殻変動で,海洋地殻とその下のマントルが地表に出てい … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, SCOPE & ADVANCE
20cmトロートン望遠鏡
東京・上野にある国立科学博物館の日本館(旧本館)は昭和初期の重厚な建物だ。西側の正面にある吹き抜けの大ホールから南北に翼を広げる形で展示室が伸びている。南翼1階は天体望遠鏡や顕微鏡,地震計,時計などの技術の歩みを紹介する … 続きを読む
展示台の設計(問題)
白騎士の工房をアリスが訪ねてみると,針金を曲げて作ったさまざまなフレームを部屋中に広げて,白騎士はその真ん中で考え込んでいる。アリスは,「あれ,散らかってますね。どうしました? 泥棒でも……」と言いかけて,いや,そんな … 続きを読む
カテゴリ 2017年11月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
北極環境研究の精鋭 世界の気象学を牽引:猪上淳
大気と海洋の相互作用に極地の海氷挙動を加えた理論で注目を集めた 今年度の日本気象学会賞を受賞,国際研究では中核メンバーだ 研究だけにとらわれないライフスタイルも追い求めている 複雑な気候変動はどうやったら … 続きを読む
連想を生むニューロン集団
「一見魅力的な投資話に乗る価値があるかどうかは,その情報の出所で決まる。例えば,その話を持ってきた人物が誠実かどうかだ。情報の出所とその人の性格についての記憶がリンクしていないと,惨憺たる結果を招きかねない。神経科学では … 続きを読む
特集:見えてきた記憶のメカニズム
私たちは,「スタジアムの歓声」「自宅のテレビ」「黄色と緑のユニフォーム」「手にしたワインの香り」といった個々の記憶を互いに関連づけて,「100メートル走の決勝戦でボルト選手が走る様子を見た」という記憶を想起する。だが,こ … 続きを読む
CAR-T細胞でがんを攻撃
人間の身体には生来,がんを殺す免疫細胞「T細胞」が備わっている。樹状細胞からシグナルを受け取ると分裂して自分のコピーを増やし,サイトカインと呼ばれる化学物質を放出して身体の免疫応答を高めるのだ。1990年代半ば,ペンシル … 続きを読む
登場したCAR-T療法 実力と課題
患者の免疫機能を増強してがんを攻撃する免疫療法は,古くから様々に試みられてきた。だがその効果ははっきりせず,「効かない治療」の代名詞にもなってきた。だが近年,状況は一変した。きっかけは2014年7月に認可された「ニボルマ … 続きを読む
特集:がん免疫療法のブレークスルー
8月30日,米食品医薬品局(FDA)が,がんの新たな免疫療法に用いるスイス・ノバルティスの「CAR-T細胞」を,難治性または再発を繰り返すB細胞性急性白血病の治療薬として承認した。患者から取ったT細胞を遺伝子操作技術で改 … 続きを読む