カテゴリ : 2017年10月号
Strange News from Another Star / 謎のボヤジアン星
One quiet afternoon in the fall of 2014, just as the trees were changing from green to gold, Tabetha Boyajian visited our astronomy department at Pennsylvania State University to share an unusual disc … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, 英語で読む日経サイエンス
傷ついたハートの修復〜日経サイエンス2017年10月号より
幹細胞を注入する臨床試験が進行中 心臓発作から数日後,生還した患者とその家族はとりあえずの危機が去ってほっと一息つくことができる。だが,その後の長期にわたる治癒過程で生じる瘢痕組織が恒久的なダメージをもたら … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, SCOPE & ADVANCE
Missing Links / ヒトらしさを生んだ遺伝子欠失
大きな脳などの特徴をヒトは進化の過程でどのように獲得したのか? それらのもとになる遺伝子を新たに獲得したのだろうと考えがちだが,そうではないようだ。近年のゲノム解析で,他の哺乳動物にあってヒトでは失われたDNA配列が50 … 続きを読む When we visit a zoo and peer at our closest living relatives, the great apes, two things reliably captivate us. One: they look so very much like people. The expressive faces and the grasping hands of … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, 英語で読む日経サイエンス
踊るクマちゃん〜日経サイエンス2017年10月号より
足跡に匂いのメッセージを残している クマを研究する生物学者は何十年も前から,クマが愉快な歩き方をすることを知っている。「相撲歩き」や「カウボーイウォーキング」,または単に「くまダンス」など様々な呼び方がある … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, SCOPE & ADVANCE
プラスチックを食べる虫〜日経サイエンス2017年10月号より
ハチノスツヅリガの幼虫はポリエチレンを食べて分解する 世界で毎年3億トン以上のプラスチックが生産されている。そのほぼ半分がゴミ埋め立て処分場に行き着き,1200万トンは海を汚染している。いまのところプラスチ … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, SCOPE & ADVANCE
顔認識のメカニズム〜日経サイエンス2017年10月号より
その神経コードを解読する研究が進展 脳は多数の顔を認識して記憶するように進化してきた。だから,混雑したレストランや大通りにいる何十人もの人のなかから友人の顔をすぐに識別できる。そして,ちらっと見ただけで,そ … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, SCOPE & ADVANCE
大工と白騎士,鏡の国の面子をかけて(問題)
鏡の国の大工と白の騎士は,息抜きによその国を観光旅行中だ。博物館に寄ったときに,ちょっと面白いものを見た。完全な球形だといううわさの古代の純金製ボールである。 そばで解説していた学芸員が,たまたま2人が鏡の国からの見 … 続きを読む
カテゴリ 2017年10月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
鉄道に超電導革命をリニアの次は送電線:富田優
電気を無駄なく送る鉄道用超電導ケーブルを開発した 営業路線で車両の走行試験に世界で初めて成功 徹底した実験と検証で研究の実用化を目指す 新幹線や蓄電池電車,早期地震防災システムなど数々の技術を … 続きを読む
フィリピン海プレートの動きを探る
房総半島沖には陸側プレートと太平洋プレート,フィリピン海プレートが海溝とトラフを介して結びつく「三重会合点」がある。 三重会合点がフィリピン海プレートの動きによってどう変化するか模型を使って思考実験した結果,陸側プレート … 続きを読む
東北の山脈はこうしてできた
日本列島は東日本を中心に300万年前から東西方向の圧縮を受け,険しい山脈や盆地,平野などが形成された。その理由は不明だったが,300万年前,沈み込んだフィリピン海プレートが関東直下のマントル内で,東日本が乗るプレートと太 … 続きを読む
特集:日本海溝移動説
東北地方の東方沖の深海底には世界有数の海溝,「日本海溝」が南北に走っている。長さ約800km,幅約100km,最深部の深さは8000mに達する。東日本大震災をもたらした大地震は,日本海溝付近の深海底下で起き,大津波が各地 … 続きを読む
「若冲の青」を再現する
今世紀初め,伊藤若冲の代表作『動植綵絵』の大規模な修理が行われ,その際に実施された調査によって,思いもかけない事実が明らかになった。うち1幅に,当時西欧から入ってきたばかりの世界初の人工顔料,プルシアンブルーが使われてい … 続きを読む
若冲を生んだ江戸の博物学
18世紀,西欧で探検航海や植民地政策と表裏をなす「博物学の時代」が黄金期を迎えていたころ,遠く海を隔てた──のみならず,海外との交易を厳しく長崎に限っていた日本でも,軌を一にするように,博物学的な関心が多く育っていた。8 … 続きを読む
若冲が描いた虫たちを語る
「このチョウは,翅の模様はアオスジアゲハで,あとの部分はカラスアゲハという,実際にはあり得ないチョウなんです」(倉谷滋) ゾウやクジラからアリンコまで,膨大な種類の動植物を描き続けた江戸時代の絵師,伊藤若冲 … 続きを読む