カテゴリ : 2017年3月号
アザラシの時間感覚〜日経サイエンス2017年3月号より
1秒足らずの違いをちゃんと識別 毎日のスケジュールや季節的サイクルに従って行動する動物は数多いが,彼らは短時間の区別,例えば3秒と13秒の区別ができるのだろうか? マルハナバチやハト,ネコなどが,ある程度の … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
A Look Inside the Brain / 透明化で見えた脳回路 CLARITY法の衝撃
Our nervous system is like a tapestry of sorts, woven with interconnecting threads. These threads, the thin fibers known as axons that extend out from neurons, carry electrical information from indivi … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, 英語で読む日経サイエンス
視覚を備えた植物〜日経サイエンス2017年3月号より
まじめな話,その可能性がある オカルト話めいて聞こえるだろうが,そこの木はあなたを見ているかもしれない。最近のいくつかの研究は,植物に視力があることを示唆している。非常に単純ではあるが,目に似たものを持って … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
Solar System Smashup / ドラマチックだった太陽系形成
I was walking out of a classroom at the Massachusetts Institute of Technology, where students and I had been talking about the way planets form, when I was stopped by my colleague Ben Weiss. He studie … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, 英語で読む日経サイエンス
ミニ衛星2つで宇宙望遠鏡〜日経サイエンス2017年3月号より
巨大装置なしで賢く観測 ガリレオが初めて望遠鏡を作製してから400年以上たった現在,米航空宇宙局(NASA)と韓国の延世大学校は2基の人工衛星を用いて宇宙空間に“仮想的”な望遠鏡を作り出す計画を進めている。 … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
世界初,反水素原子を分光観測〜日経サイエンス2017年3月号より
反物質研究のエポックとなる成果だ CERN/ALPHA COLLABORATION スイス・ジュネーブ近郊の欧州合同原子核研究機構(CERN)で行われている国際共同のALPHA(アルファ)実験のグループは … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
血液がん治療に新手法の可能性〜日経サイエンス2017年3月号より
アミノ酸「バリン」が造血幹細胞に及ぼす影響に着目 白血病など「血液のがん」を治療するのに,特別の食事制限が利用される日がくるかもしれない。「バリン」という必須アミノ酸が造血幹細胞の生成に重要な役割を果たして … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, SCOPE & ADVANCE
65cm屈折望遠鏡と大赤道儀室(上)
国立天文台の三鷹キャンパスには大正から昭和の初め頃にかけて,東京帝国大学東京天文台の時代に建設された観測施設がいくつも残っている。中でもシンボル的な存在が昭和4年(1929年)に完成した大赤道儀室と呼ばれる大きな天文ド … 続きを読む
続・モグラ大学の卒業試験(問題)
今月号も引き続き,モグラ大学の卒業試験の話にお付き合いいただきたい。先月号で述べたように,無限匹の住人がいるモグラ国でただ1つの大学であるモグラ大学では,ワンマン学長の主導で卒業生対象の最終試験が実施された。 卒業予 … 続きを読む
カテゴリ 2017年3月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
「世界」を理解するため人工知能をつくる:松尾豊
認識対象の特徴量を自動的に得ることができるディープラーニング AI研究のブレークスルーで,世界にある様々な存在を理解できる さらにロボットの動きの制御や言語の意味を理解するAIを目指す 人が … 続きを読む
透明化で見えた脳回路 CLARITY法の衝撃
脳の仕組みを解明するには,個々の脳細胞の詳しい観察と,脳全体の大規模な研究を組み合わせる必要があるだろう。一般に使われている光学的な撮影法では,不透明な脳組織の奥を見ることができない。細胞膜の水と脂肪分子の界面で光が散乱 … 続きを読む
実験室で誕生 脳オルガノイド
人間の脳に関する知識の多くは,マウスやラットなどの動物実験から得られている。これらの動物の脳は人間の脳と共通する部分が多いが,表面に深く折り畳まれたしわがなく,この違いが神経機能に影響している。統合失調症からアルツハイマ … 続きを読む
特集:脳を作る 脳を見る
脳の働きを解明し,また神経疾患の原因と治療法を探るのは現代科学の重要なテーマだ。この取り組みに大きく寄与する2つの新アプローチを紹介する。1つはiPS細胞(人工多能性幹細胞)などをもとに培養皿の上に脳の一部を作り出す技術 … 続きを読む
ドラマチックだった太陽系形成
米航空宇宙局(NASA)は先頃,太陽系天体の新たな探査ミッション2つを決定したと発表した。その1つが,全体が金属でできた奇妙な小惑星プシケの探査だ。つい5年ほど前まで,太陽系の惑星は微小な粒子を出発点に,一定ペースで比較 … 続きを読む
新発見! 文化が促すシャチの種分化
新たな生物種が出現するのは,祖先種が地理的な障壁によって2つの集団に隔離されて交配できなくなり,独自の進化の道をたどるからだとされてきた。ところが,これがすんなり当てはまらない例が見つかった。世界の海に生息するシャチは, … 続きを読む