カテゴリ : 2016年12月号
A History in Layers / 地層に刻まれる人類の時代
The idea was born in Mexico, in the year 2000. It was pure improvisation, by Paul Crutzen, one of the world’s most respected scientists. The Dutch scholar was widely known for arguing that all-out a … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, 英語で読む日経サイエンス
好きなことをするのが一番〜日経サイエンス2016年12月号より
うつ病には行動の活性化が認知行動療法と同程度に有効だ 世界で約3億5000万人がうつ病に苦しんでいる。様々な治療法があるが,最も確実な科学的裏づけがあるのが認知行動療法(CBT)だ。本人の思考パターンに注 … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
シカは南北方向へ逃げる〜日経サイエンス2016年12月号より
磁気感覚を備えているのだろうか? のんびり草を食べているシカが何かに驚くと,群れ全体が一斉に整然と走り出す。恐怖にかられパニック状態に陥っていてもおかしくない動物たちが,どうやって互いにぶつからず整然と逃走 … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
The Red Line / 遺伝子改変人類が誕生?
Kyle Orwig has been itching to do an experiment that would, in his words, “piss people off.” Orwig, a professor at the University of Pittsburgh, is an expert on the intricate biology of sperm ce … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, 英語で読む日経サイエンス
GOES-R,アー,ゴー!〜日経サイエンス2016年12月号より
米国の次世代気象衛星は雷や猛烈な嵐を常時監視する 上空約3万6000kmに配置された3基の静止気象衛星なしには,米国の毎日の天気予報はいまほど正確にはいかなかっただろう。この11月,その予報がさらに向上する … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
乳房にマイクロバイオーム〜日経サイエンス2016年12月号より
乳がんリスクを左右している可能性も 人体のマイクロバイオーム(人体で繁殖している細菌群)に関する研究が爆発的に増えているが,その主役は腸内細菌叢だ。だがApplied and Environmental M … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
クローン動物短命説は誤りだった〜日経サイエンス2016年12月号より
初の厳密な検証が行われ,通常の動物と同じであることが判明した 20年前のクローン羊「ドリー」の誕生は,哺乳動物の成体細胞から抽出したDNAを未受精卵に注入することによってドナーとまったく同じ遺伝情報を持つ動 … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, SCOPE & ADVANCE
続・賢者たちのチーム戦(問題)
2014年5月号と6月号はイモムシ探偵局主催で賢者たちを集めて行われた推理コンテスト大会の話だった。集まった参加者たちが完璧な論理で問題の答えを正しく推理したために,かえって面白みが減ってしまって,あまり評判のよくない … 続きを読む
カテゴリ 2016年12月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)
日本で最初に星空を撮影したブラッシャー天体写真儀
ブラッシャー天体写真儀は名前の通り,焦点に写真乾板を取り付けて天体の写真を撮る専用の望遠鏡だ。口径は20cm。1つの天体に視野に入れて撮影するのではなく,天球のかなり広い範囲の“星空”を撮影する。日本最古の天体写真儀で, … 続きを読む
2016年ノーベル物理学賞と化学賞
2016年のノーベル物理学賞は「物質のトポロジカル相とトポロジカル相転移の理論的発見」によってサウレス(David J. Thouless),ホールデン(F. Duncan M. Haldane,),コステリッツ(J. … 続きを読む
顕微鏡下に見えた驚異の世界
「酵母は飢餓に陥ると自分自身のタンパク質の分解を始める。その現象を光学顕微鏡で捉えることができたという驚きが研究の出発点になった」。ノーベル生理学・医学賞受賞が決まった10月3日夜,大隅良典東京工業大学栄誉教授は同大学で … 続きを読む
細胞内の“ゴミ捨て場”に隠されていたリサイクル機構
「首尾一貫した人だな」。2016年のノーベル生理学・医学賞の受賞者に大隅良典・東京工業大学栄誉教授が決まり,会見を聞いてそう感じた。対象となった業績は,細胞内で起きるタンパク質を分解する現象「オートファジー(自食作用)」 … 続きを読む
「オートファジー」解明でノーベル生理学・医学賞! 大隅良典博士
ノーベル生理学・医学賞は「オートファジーのメカニズムの発見」で大隅良典博士に贈られる。同賞は最大3人の受賞枠があるが今回は単独受賞だ。オートファジーは細胞内で起きている物質のリサイクル機構。1980年代後半から酵母を使 … 続きを読む
遺伝子改変人類が誕生?
ゲノムDNAを改変する新しい技術の登場で,標的遺伝子を容易に操作できるようになった。CRISPR/Cas9に代表されるゲノム編集技術は農作物や医薬だけでなく,ヒトの遺伝子改変にも有効だ。遺伝子疾患のほか,最近では男性不 … 続きを読む
人類を追い詰める格差社会
ここ数十年,多くの国で貧富の差が拡大してきた。所得の差すなわち社会悪ではないが,少数の人々が政治や経済のルールを自分たちが有利になるように変えると,技術革新と経済成長が阻害される。消費・貧困・福祉に関する分析でノーベル経 … 続きを読む