カテゴリ : 2016年5月号

Collective Wisdom of Ants / アリの集合知

In the 2015 summer blockbuster Ant-Man, the character Hank Pym, a scientist who has invented a suit that can shrink a person down to the size of an insect, remarks that ants can perform amazi … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 英語で読む日経サイエンス

Bitter Taste Bodyguards / 体を守る苦味受容体

Imagine the worst cold you’ve ever had in your life. Your nose feels completely blocked. You struggle for air. The pressure in your sinuses sends pain streaking around your head. You can’t smell, … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 英語で読む日経サイエンス

ゲノム編集で病気に強いブタ〜日経サイエンス2016年5月号より

あるウイルス感染を完全に回避できた   養豚家が最も恐れるブタの病気に「豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)」というウイルス感染症がある。1980年代に出現したPRRSウイルスはいまや世界中のブタに広がり,病気や … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

分子が姿を変える瞬間〜日経サイエンス2016年5月号より

化学反応中の「遷移状態」を見る窓が開かれた   山道をたどって谷から谷へとハイキングし,やがて旅程のなかで最高地点に達したところで歩を休め,景色をちょっと楽しんですぐに下る。この最高地点の瞬間は,ある化学の謎の … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

エクソマーズ火星へ〜日経サイエンス2016年5月号より

欧州とロシアが3月に“先遣隊”を打ち上げ   火星は文字通りの意味でも比喩的にも,無人探査機の墓場となっている。これまでに26のミッションが,火星に到達できなかったか着地に耐えられずに終わった。だが,それでも新 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

細菌も電気通信で“会話” 〜日経サイエンス2016年5月号より

脳細胞と同様に電気信号を利用している    細菌は太古からいる生物だが,「原始的」と呼ぶのはよそう。細菌は単細胞であるにもかかわらず,集団行動が可能だ。隣の仲間と栄養を分け合い,仲間に合わせて動き,コロニー全体 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

大丈夫か,標本の名称表示〜日経サイエンス2016年5月号より

博物館に保管された標本の多くに間違った名前がつけられている   フレンチローズはどんな名で呼ばれようと甘い香りがするだろうが,その学名は,香り高いかどうかはさておき,ロサ・ガリカ(Rosa gallica)と決 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

草舟で3万年前の「航海」を再現〜日経サイエンス2016年5月号より

琉球列島でのホモ・サピエンス海洋進出研究プロジェクトが始動   われわれホモ・サピエンスは,どのように海に挑んだのか? 人類学,考古学,海洋学などの研究者,海洋探検家が組み,琉球列島での「3万年前の航海」を再現 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, SCOPE & ADVANCE

「やれば何とかなる」地道に青いバラを実現:田中良和

多くの育種家が長年取り組んできた不可能の代名詞「青いバラ」 パンジーの色素を合成する遺伝子導入で希望が開けた 本当の青色を目指して研究を進める      サントリーホールディングスが2015年に完成さ … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

距離100メートル隔たった兵士たち(問題)

 スペードの兵士たちは,今日もジャックの指揮の下,クローケーグラウンドでの軍事演習だ。ところが,厄介なことに,ハートの女王がそこをたまたま通りかかった。2013年6月号のときもそうだが,この女王の気まぐれにはきりがない。 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

「宇宙の初期シナリオに新たな視点」

米大学グループなどによる重力波の初観測の意義について,自然科学研究機構の佐藤勝彦機構長に聞いた。佐藤氏は今回の重力波の観測データが一般相対性理論に基づく予測と見事に一致していることに驚いたと語り,今後,重力波観測が天文学 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

ビッグバンから上がるのろし 原始重力波に挑む

 重力波望遠鏡LIGOが重力波を直接観測したことで改めて注目されそうな分野がある。「原始重力波」だ。LIGOや日本の重力波望遠鏡KAGRAが狙う重力波は物質の加速度運動によって生じるタイプ。ブラックホール連星の合体や中性 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

KAGRA始動

 日本の重力波望遠鏡KAGRAが2016年3月下旬から試験稼働し,装置の調整を経て2017年度内に本格観測を始める。 KAGRAの検出感度は先ごろ重力波の直接観測を発表した米国の重力波望遠鏡や今年後半に動き始める欧州の望 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

GW150914の衝撃

2015年9月14日に直接観測された重力波は「GW150914」と名付けられ,波形の解析からブラックホール連星の合体で生じたものとわかった。 重力波はアインシュタインが一般相対性理論の研究から100年前に予言,1970年 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事

大特集:重力波

  アインシュタインの予言から1世紀を経て重力波が直接観測された。重力波は時空の歪みが波の形で光速で伝わる現象だ。その存在は1970年代,中性子星という超高密度のコンパクトな天体2つからなる連星の観測から間接的 … 続きを読む

カテゴリ 2016年5月号, 記事