カテゴリ : 2015年2月号

赤ん坊の泣き声〜日経サイエンス2015年2月号より

哺乳動物の子が助けを求める泣き声は驚くほどよく似ている   鋭い泣き声が響き渡ると,心配した母鹿がすぐに音の発生源に駆け寄ってわが子を探した。だが,その音は子鹿の声ではない。スピーカーから出たオットセイの子の泣 … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, SCOPE & ADVANCE

Sickness in the Arctic / 温暖化で北極に広がる病気

The sea otters splashing off Alaska’s Aleutian islands should have thrived in their home far from civilization. Instead the furry little creatures were in trouble. Their population throughout the Al … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, 英語で読む日経サイエンス

根粒菌で穀類増産〜日経サイエンス2015年2月号より

3人の農ガールにサイエンスフェア賞   マメ科植物のコブを偶然に観察したのをきっかけに,10代のグループが農業科学で世界の食糧危機を救う3年がかりの研究に取り組んだ。その根気が実を結び,去る9月,カリフォルニア … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, SCOPE & ADVANCE

宇宙線をつかまえろ〜日経サイエンス2015年2月号より

新型観測装置の準備が進む   宇宙線は光速に近いスピードで宇宙のあらゆる方向から飛んできて地球にぶつかる。この荷電粒子は宇宙の放射のなかで最も高エネルギーだが,発生源は不明だ。天体物理学者たちは,高エネルギー宇 … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, SCOPE & ADVANCE

Giant Bubbles of the Milky Way / 天の川銀河の巨大バブル

On a clear night, away from city lights, you might see a beautiful structure arched across the sky: our home galaxy, the Milky Way. Since ancient times, humans have marveled at the dark dust clouds si … 続きを読む

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曲げられるスマホに一歩前進〜日経サイエンス2015年2月号より

表示画面をしなやかに   近ごろiPhone 6を購入した人の一部は,この新製品が少々たわんでしまうのに気づいて愕然とした。これに対しアップルは,この問題は非常にまれであって,同社製品は高い耐久性基準を満たして … 続きを読む

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植物抗体〜日経サイエンス2015年2月号より

plantibody:植物によって生産されたヒト抗体   去る夏,エボラ出血熱ウイルスに感染した2人の米国人にマップ・バイオファーマシューティカルが開発した実験段階の薬が投与された。この薬が寄与したかどうかはは … 続きを読む

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遺伝子改変マウスで人間のこころを探る:宮川剛

特定の遺伝子を働かないようにしたマウスで 遺伝子の働きが脳と行動にどのように影響しているかを調べる いずれ人間の個性や性格も明らかになるかもしれない     マウスでヒトの病気を調べることは可能か。2 … 続きを読む

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進化した8の字ミミズの逆襲(問題)

 アリスは,チェシャ猫につれられて例のモグラたちがいる無限国(2011年2月号)を見学訪問していた。2012年8月号で紹介した広場の造園工事も終わり,そのとき植えた「四角芝」は順調に生育しているようだ。  最初の訪問のと … 続きを読む

カテゴリ 2015年2月号, パズルの国のアリス, パズルの国のアリス(解答なし)

「見える化」の試み

Illustration by Edel Rodriguez フェミニズム運動で知られるスタイネム(Gloria Steinem)は「女性は常に過去の等しい半分であった。ただ歴史の等しい半分でなかったにすぎない」と述べた … 続きを読む

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最良のアイデアを求めて

Illustration by Edel Rodriguez 1996年,若かったアフリカ系米国人の私はロッキード・マーチンで米海軍の特命を帯びた開発チームのリーダーに指名され,全力を尽くそうと心に決めた。   … 続きを読む

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ジェンダー・ギャップ

大学に進学して理工系分野を専攻する女性が増えているものの,世界の多くの国で女性は科学の職場でいまだに少数派だ。比較可能な数字はなかなかないが,例えば博士号(Ph. D.)の授与数に差が表れている。この図は全米科学財団(N … 続きを読む

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多様な人材を招くには

Illustration by Edel Rodriguez 私は多様性について講演するたびに,聴衆から同じ質問を受ける。「で,どうすればよいのか?」 学校も研究機関も企業も病院も法律事務所も,話を聞きに来た人たちはみな … 続きを読む

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ある日目覚めた天才 後天性サヴァン症候群

 ダスティン・ホフマン主演の映画『レインマン』によって,よく知られるようになったサヴァン症候群。多くは自閉症でありながら,知的分野や芸術分野で並外れた才能を生まれながらに示す人々だ。一方,何らかの脳損傷を経験したあとに絵 … 続きを読む

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特集:後天的な天才

ある日目覚めたら天才になっていた――。そんなことが実際にある。後天性サヴァン症候群と呼ばれる症状で,事故や病気で脳の一部を損傷した後まれに起きる。見たものを写真のように記憶できたり,複雑な計算ができたり,芸術的な才能が現 … 続きを読む

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